体温を下げる方法はココを冷やす!首の後ろは冷やしちゃダメ!
2018/07/21
暑い日が続くとついつい「エアコンフル稼働、冷たいアイスやジュースでひんやり〜♪」なんてやってしまいがちですよね。
しかしそれが原因で体が冷え、夏バテを引き起こすというのも通説になってきました。
では、どうすればいいのか?
体を気づかいながら夏を乗り切るためには、体を冷やすのではなく「体温を下げる」ことがポイントになってきます。
体温を下げるにはどんな方法があるのでしょうか。
今回は体温を下げるのに有効な方法や場所を解説します!
目次
体温が下がる仕組みとは?

まずは体温が下がる仕組みについて解説します。
人間の体は体温を一定に保つ体温調節機能が備わっていて、脳から指令を受けます。
夏の暑い環境で「熱を放出せよ」との命令が出されると毛細血管が拡がり、血流をよくして熱の放出を高めます。
それでも下がらない場合は「汗を出せ」と命令します。
すると気化熱という効果により皮膚表面の体温が下がります。
なんだか難しい話になってきましたが、要するに体温を下げるためには
- 血流を良くして
- 汗をかきやすくなる
ということですね。
そして排尿。
おしっこは同時に熱も出してくれるので、体温を下げる機能の一つといえます。
体温を下げるにはココを冷やす!

手っ取り早く体温を下げるには
- 濡れタオル
- 保冷剤
- 冷却グッズ
を活用するのが有効で、最も効果的な場所は「脇の下」や「脚のつけ根」です。
太い血管が通っているこの場所を冷やすことで、体温を効果的に下げることができます。
- 熱中症の症状緩和
- 急な発熱
にも役立つ対処法ですので、ぜひ覚えておいてくださいね。
最近では冷感タイプのタオルがありますので、こういったものをぜひ有効に活用してください。
逆に冷やしてはいけないのが首の後ろ。
ここを冷やすと脳への血流が悪くなり、頭痛やめまいなどを引き起こすことがあります。
さらに脳が「冷えた体を温めよ」と誤った指令を出してしまい、体の熱を放出できず熱中症につながりかねないので注意が必要です。
体温を下げるのに有効な食べ物

毎日の食生活の中で体温を下げるのに効果的な食べ物はどんなものがあるでしょうか。
効果別にみていきます!
血流を良くする食べ物
アジ、イワシ、サバに代表される青魚には血液の凝固を防ぐ「ドコサヘキサエン酸」が豊富に含まれています。
また、
- 納豆
をはじめとする発酵食品や
- ニンニク
- ニラ
- タマネギ
- ウメ
- ショウガ
どにも血液サラサラ成分が含まれています。
そうめんの薬味に加えてみるといいかもしれませんね!
発汗を良くする食べ物
何と言っても夏はカレー!
スパイスの効果で発汗をうながすのは理にかなっていたんですね。
また発汗作用のあるカプサイシンをたくさん取るには、キムチもオススメです。
食卓に一品そえるだけなのでカンタンですね^^
利尿作用がある食べ物
利尿作用をうながすカリウムが豊富な食べ物で、
- トマト
- スイカ
- キュウリ
- ナス
- トウガン
などは夏が旬なので、まさに理想的。
ただし冷たいスイカの食べ過ぎにはご注意を!
ほかに
- 豆
- 豆製品
- 海藻
にもカリウムが多く含まれています。
ちなみに夏野菜の栽培については、こちらに記事があるので参考にしてみてください。
この夏は自家栽培の夏野菜カレーで体温を下げる、なんていいかもしれませんね!
体温を下げるのに有効な飲み物は?

血流をうながすショウガを使ったジンジャーティーが効果的です。
冬、体を温めてくれるジンジャーティーが、夏は体を冷やすのに役立つなんて、意外ですよね!
「コーヒー」や「緑茶」に利尿作用があるのは有名ですが、冷たい飲み物は内臓に負担をかけてしまうため、できるだけホットか、お茶なら室温くらいの温度で飲みましょう。
熱中症に効く飲みものについての記事もあるので、あわせてご確認ください。
体温を下げる方法まとめ
いかがだったでしょうか?
体温を下げる方法を見てみると、すぐに試せるものばかりでしたね!
例えば肉中心の食事を、時には魚に変えてみたり、冷たい飲み物をがまんして温かいお茶でひと息ついたり。
このような習慣を取り入れることで、むくみ予防や安眠にもつながります。
上手に体温調節ができれば、いつもよりクーラーの設定温度を少し上げても大丈夫ですよね(^^)
体に良くて、省エネまで♪
体温を下げる方法を少しずつ取り入れて、夏を賢く過ごしましょう!
熱中症に効く食べ物についての記事もこちらにあるので、ぜひ参考にしてみてください。
▶ 熱中症対策に効果的な食べ物まとめ|これで暑い夏を乗り切ろう!
扇風機やクーラーも賢く使って、熱中症対策をしてくださいね!

