子供の浴衣を作る時、生地の長さはこうやって決める!作り方は?
2019/04/11
夏といえばお祭り!お祭りと言えば、浴衣!
子供に浴衣を着せたいと思っている人は多いと思います。
せっかくなら手作りの浴衣を作って着せてあげたいですよね^^
既製品もかわいいですが、ほかのお子さんとかぶってしまうことがあります(>_<)
生地から選んで作ったものなら、その心配はありません☆
でも、子供の浴衣を作るのが初めてだと、
- 生地の長さはどのくらい?
- どんな生地を使うの?
- 型紙はいるの?
など疑問がいっぱいだと思います。
浴衣を見ると直線縫いが多いので、簡単そうにみえますがどうでしょうか?
そこで、今回は子供の浴衣を作るときに必要な生地の長さや型紙、作り方などについてご紹介していきます!
目次
子供の浴衣を作りたい!生地の長さは?
子供の浴衣を作るには、まずは生地の用意からです!
夏が近づくと、浴衣用の生地が手芸店にもたくさん並び始めます。
だいたい1m単位で売っているのですが、生地の長さはどれくらい必要なのでしょうか?
知らないと、「少なく買ってしまって足りない!」ということにもなりかねません。
- 生地によって幅が違う
- 子供のサイズによる
- 型紙による
など、それぞれの場合で必要な長さが違うので、目安になる生地の長さを確認しておきましょう。
目安になる生地の長さ
子供のサイズによって用意する生地の長さが変わってきます。
1.基本の長さ
生地の幅は110センチを基準にしています。
身長 |
生地の長さ |
90センチ |
2メートル |
100~130センチ |
3.4~4メートル |
だいたいの目安ですので、型紙などにあればそちらを参考にしてくださいね。
2.リップル、スケアなど
後ほど紹介する、生地の種類にリップルやスケアというものがあります。
こちらを使う場合は幅107センチが基準です。
身長 |
生地の長さ |
101~110センチ |
3.4メートル |
146~155センチ |
4.3メートル |
3.ゆかた地
これも後ほど紹介しますが、浴衣を作るための「ゆかた地」であれば、
- 約1反
必要です。
1反とは、和服1着分を仕立てられる布のサイズのことで、
- 幅約37センチ、長さが約12メートル50センチ
になります。
足りなくならないように、また、少し大きめに作って来年も着られるように、どのくらい必要かしっかり確認してから買いにいきましょうね!
子供の浴衣を手作りする場合、型紙って必要?
型紙はあったほうがいい!
浴衣をみてみると直線縫いがほとんどで、なんとなく型紙なしでもいけるかな?と思ってしまいそうです。
でも、はじめて子供の浴衣を作る場合は、型紙を使った方がスムーズにできると思います!
手芸店でも売っていますし、今はネットで無料の型紙もあります。
1.無料型紙
このサイトには無料の型紙と浴衣の作り方がとっても詳しく載っているので、参考にしてみてくださいね。
浴衣の作り方講座はじまります! | 子供の着物専門店 アメリアジャポニカ
2.市販されているもの
こちらの型紙はとってもわかりやすいです!
セパレート式だとこういうのもあります。
失敗したくない!という人は、市販の型紙を使うと便利ですよ^^
子供の浴衣を手作り、どんな生地がいい?
浴衣はどんな生地を使うのでしょうか。
自分の浴衣をさわってみると、何となく綿のような感じがします。
が、手芸店に行くとたくさんの種類があって、どれにしたらいいのか迷ってしまいます。
そこで手芸店の方に、子供の浴衣を作るときに使う生地について聞いてみました。
子供の浴衣におすすめなのは、やっぱり綿だそうです。
でも、綿にもいろいろあって、なかでも、
- リップル
- シーチング
- スケア
といわれる生地が子供の浴衣を作るのにいいということでした。
スケアとシーチングというのは、よくみる普通の綿の生地です。
生地の厚みが違っていて、スケアよりシーチングの方が薄い生地になります。
ハリのある生地で縫いやすいです。
- スケア
- シーチング
リップルは、既製品の浴衣や甚平などで見たことがあると思います。
生地を縮ませてでこぼこした加工をしたものです。
肌にはりつきにくくて、涼しいのでよく浴衣に使われています。
- リップル
子供の浴衣で、夏に着ることを考えると「綿」がいちばん安心ですよね。
化繊が入ってしまうと着たときに暑く感じますし、綿なら家で洗濯もできます!
ちなみに大人のものだと「ゆかた地」という浴衣用の反物(たんもの)を使います。
「ゆかた地」は大きな柄がはいっていたり、厚みがあったりするので、いかにも浴衣!という仕上がりになります。
柄合わせなどをして仕立てると、こだわりが感じられる浴衣になります。
子供のものでも、もちろん「ゆかた地」を使ってもいいのですが、子供用でしたら普通の洋服用の生地でOKです。
作るのがはじめてだったら、まずは洋服用の生地で縫ってみるといいと思います。
ネットショップでもいろんな柄の生地が売っていますが、子供に着せるものなので、まずは手芸店に行ってさわってみることをおすすめします。
初めて浴衣を作る場合は、生地のさわり心地や厚みを確認してから買えば失敗しません!^^
子供の浴衣の洗濯方法についてはこちらの記事を参考にしてくださいね!
子供の浴衣の作り方は?
浴衣というと手縫いというイメージで、難しい感じがしますよね。
でも最近は、ミシンで縫っている人も多いんです。
はじめてつくるときは、ミシンの方が気楽につくれるので、とりかかりやすいですよね☆
手作りの浴衣は自分で型紙を切ったり、生地を裁断したりするので最初の準備が少し手間ですが、やりがいはあります!
では、実際に浴衣をつくる手順をご紹介してきます。
今回はミシンでの縫い方です。
まずは、浴衣作りに必要なものから。
1.用意するもの
- 生地
- 長さ70センチ、幅3~4センチらいのひも2本
- 型紙
- ミシン(なければ手で縫えます)
- 接着芯(アイロンで接着できるもの)
- 厚紙(そでの丸みの形に切っておく)
- ミシン糸、縫い糸(生地に合わせた少し薄めの色)
- 裁ちばさみ
- 糸切りばさみ
- チャコペン、しつけ糸
- ものさし
- メジャー
- マチ針
- アイロン
2.下準備
布は買ってきたまま裁断して縫うと、浴衣に仕上がったあとの洗濯で、
- ゆがんだり
- ちぢんだり
することがあります。
そうならないために下準備をしておきましょう。
- 大きなバケツや洗面器に水を入れて布を丸ごとひたします。
- そのまま1時間ほどおいたら、洗濯ネットなどに入れて洗濯機で脱水をします。
- 日かげの風通しのよいところで干します。
- 乾いたらアイロンでしわをとって下準備完了です。
3.作り方の手順
- 平らな場所で、生地に型紙を置いてチャコペンでしるしをつけるか、マチ針で型紙を生地にとめます。
- 縫いしろを残して生地を裁断します。
- 各パーツの布のはしにジグザグ縫いをミシンでかけて、ほつれないように始末します。
- 後ろ身頃の背中を縫い合わせます。
- 前身頃と後ろ身頃を縫い合わせます。
- 両袖の生地を真ん中で縦に二つ折りにして中表に合わせ袖口の下から振りまでまっすぐ縫います。
- 袖の下になるところに厚紙をあてて丸みの型をつけアイロンでおさえます。
- 身頃にえりを縫い付けます。
- 両方に袖を付けます。
- 身八ツ口を残して身頃の脇を縫い合わせます。
- 肩上げと腰上げをします。
- 最後にひもをつけます。
この動画をみれば分かりやすいと思うので参考にしてみてください。
身頃を縫い合わせたり、袖を作ったりする順序はどっちが先でも大丈夫です。
やりやすそうな方から作ってみてくださいね。
専門用語が出てきますが、市販の型紙などには説明がきちんと書かれてあるので、そちらを参考にするといいですよ!
子供の浴衣を作る時の生地のまとめ
子供の浴衣を作る時の生地についてご説明しました。
子どもの身長と生地の種類で浴衣に必要な長さが違うので、どのくらい必要かまずはよく確認してくださいね。
はじめて作る時は、型紙や本を参考にするとスムーズに作業がすすみますよ!
最初はとても時間がかかって難しそうな気がしますが、1度作ってしまうと2回目からは手順も覚えて意外と簡単に作れます。
柄もお子さんと一緒に選ぶと、夏の素敵な思い出になりそうです。
お母さんが作ってくれたオリジナルの浴衣、きっと喜んでくれますよ!
ちなみに浴衣ドレスや巾着を手作りする方法はこちらで解説していますので、あわせてどうぞ!