初盆・新盆のお供えへのお返し!予算やのしのマナーを知ってますか?
2018/07/29
初盆や新盆はいろいろと準備が大変ですが、とくに悩ましいのが参列者へ「お返しの品」ですよね。
地域によって初盆のマナーが違うように、お供えへのお返しのマナーにも違いがあったりするのでしょうか?
- どんな品がお返しにいいのか
- どれぐらいの値段のものがいいのか
も詳しく知りたいところです。
というわけで今回は初盆・新盆のお供えへのお返しについてご紹介します!
目次
初盆・新盆のお供えのお返しの作法!
1)いつ渡せばいい?
初盆の当日に「引き出物(ひきでもの)」を用意している場合は、その引き出物がお供えのお返しとなります。
引き出物を渡さない場合は、初盆の日から「3日以内~その月の内」に先方にお送りしましょう。
初盆のあとに参列者へ食事の席をもうけることも、実はお返しにあたります。
でももし食事の席を用意できなくても、失礼にはならないので安心してください。
2)お返しの予算は?
地域によって違いがありますが、参列者からいただいた
- ご香典
- お供物料
の「半額~3分の1」にするのが一般的です。
あらかじめお返しを用意する場合は「2,000円~5,000円」で用意しておけばOKです。
たまにですが、多い金額のご香典いただくことがあります。
その場合は、別の日に追加でお礼の品をおくれば大丈夫です。
3)のしはどうする?
お供えのお返しにつける「のし」には、これらを表に書きます。
- 志
- 初盆志
- 粗供養
表書きの下の段には、初盆を取りしきっている「施主(せしゅ)」のフルネームを書きます。
ちなみに、
- 関東では「志」
- 関西では「粗供養」
を書くお家が多いです。
これでお供えのお返しのマナーはOKですね(^^)
次はどんな品をおくればいいのか見ていきましょう!
初盆・新盆のお供えのお返しでおすすめは?
お供えのお返しの品選びでは
- 高すぎる物は送らない
- かさばる物は送らない
というのがポイントです。
では実際に具体的にどんな品をおくるのか、おすすめの品を見ていきましょう(^^)
1)そうめん・ひや麦
夏の定番の「そうめん・ひや麦」が初盆のお返しの品の中で圧倒的に多いです。
お盆は夏場なので冷たいそうめんやひや麦なら、家族みんなで食べやすいからいいですよね!
2)お菓子類
お菓子にもいろいろ種類がありますが、
- クッキー
- おせんべい
- 水ようかん
- ゼリー
など、長期間保存できるものが人気です。
ゼリーやクッキーなら、子どもがいるお家にも送りやすいですね(^^)
3)調味料
家族が多いお家のお母さんにとって、調味料は大変重宝します。
- 醤油
- お酢
- みりん
- 油
などがひとつになったギフトセットもあるので、便利です(^^)
4)洗剤
こちらもお母さんによろこばれるお供えのお返しですね。
- 洗濯洗剤
- 柔軟剤
- キッチン用洗剤
など、定番のものがセットになっている場合がほとんどです。
洗剤なら毎日でも使うものなのでありがたいですよね!
5)タオルセット
「タオルセットはかさばるからお返しには向かないかも?」と思われますが、これが意外と人気の品なんですよ。
タオルも使いつづけるとボロボロになってきますよね。
案外、何枚あっても困らない品です。
そもそも初盆・新盆とは?
ここまでお供えのお返しについてみてきましたが、そもそも初盆や新盆ってどんなものなのでしょうか?
亡くなられた方が四十九日をすぎて、初めてむかえるお盆のことを「初盆」や「新盆」といいます。
初盆も新盆も本来は同じ意味で、地方によって呼び方が違っているだけなんです。
初盆は冥土から初めて里帰りをする大切な行事です。
そのため、昔から丁重におこなわれることが多いんですよ。
私の実家でも、やはり初盆は盛大におこなわれていました。
たった1日のために、飛行機に乗ってわざわざ参列される人もいましたよ。
それだけ初盆・新盆は大切な行事ってことなんですね。
初盆・新盆のお供えのお返しまとめ
初盆・新盆のお供えのお返しについてご紹介しましたが、参考になりましたでしょうか?
最後に今回のまとめです。
- お供えのお返しは、その場で「引き出物」としてわたします。
- その場でお返しをしない場合は、「3日以内~その月の内」に参列者へ送ります。
- お返しの予算は、いただいたお供えの「半額~3分の1」です。
- あらかじめお返しを用意する場合は「2,000円~5,000円」の品を用意します。
- のしは表書きに「志」や「粗供養」と書き、下の段に施主のフルネームを書きます。
- お供えのお返しでおすすめの品は、この5つです。
1) そうめん・ひや麦
2) お菓子類
3) 調味料
4) 洗剤
5) タオルセット - 初盆・新盆とは、亡くなられた方が初めて里帰りをするための大切な行事です。
がんばって準備をした初盆なら、亡くなられた方もとてもうれしいはずです(^^)
お返しの準備までが初盆だと思ってがんばってくださいね!