熱中症対策に効果的な飲料とその飲み方!逆に避けるべき飲料は?
2017/07/27
熱中症対策で大切なのはなんといっても水分補給です。
でもただ「水」を飲めばいいという訳ではありません。
汗をかくと失われる塩分(ナトリウム)も一緒にとらないと、水中毒になってしまうんです。
そこで、熱中症に効果的な飲み物について今回はご紹介したいと思います。
飲み方の注意や、逆に避けたほうがいい飲料についてもご説明しますので、参考にしてくださいね!
目次
熱中症対策に効果的な飲料は?
熱中症対策といえば、重要なのが水分補給。
ですが、単純に水を摂取すればいいだけではないところが難しいですよね。
まったく何も取らないのが一番よくないですが、水をガブ飲みすると今度は体内の塩分濃度が下がって「低ナトリウム血症」になってしまいます。
それについてはこちらで詳しく解説していますので、あわせてよんでみてくださいね。
ですのでここでは、熱中症対策により効果的な飲料を2つあげさせていただきますね。
私としては『アクエリアス』と『ポカリスエット』がおすすめです。
これはもう定番中の定番といえるかもしれません。
なんとなく飲んでいる方もいるでしょう。
今回は、それらを少し深く掘り下げてお話していきますね。
アクエリアス
アクエリアスは1983年4月に発売され、汗と同じミネラル比率に調整して作られた水分補給飲料です。
汗と同じ、ということは汗で排出した分を補給できてしまうということですね。
ほかにもマグネシウムや、アミノ酸なども配合されています。
マグネシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素で、現代人には不足しがちなので、こういった成分が入っているのはありがたいことですね。
ポカリスエット
ポカリスエットは1980年4月に発売され、発汗によって失われた水分や電解質を補給するのに効率がよい水分補給飲料です。
こちらもアクエリアスと同様に、汗で排出された分を補給できます。
人の体液に近い飲み物として医学的にも証明されていて、お医者さんからもお勧めされるほどの信頼感が高い飲料です。
お仕事中はもちろん、お家にも確保しておいて、熱中症対策として備えておくといいですね!
熱中症対策に効果的な飲み方とは?
ご紹介した『アクエリアス』と『ポカリスエット』。
次はこれらの効率的な飲み方について、ご説明しますね。
まず疑問なのが「果たしてどっちの方が効果あるのか…?」ということだと思います。
これは飲む前の状況によって選ぶとよいです。
簡単にまとめると下記の通りです。
アクエリアス
「アミノ酸」や「クエン酸」を多く含んでいることから『疲労回復』効果が期待できます。
スポーツや通勤など、体を動かしたあとに飲むのが効果的です。
ポカリスエット
こちらは「ナトリウム」や「炭水化物」を多く含んでいることから、『夏バテや風邪』のときに飲むのが効果的です。
ただし、良い成分を含んでいるといっても取りすぎには注意です。
特にスポーツ飲料には「糖分」も多く入っています。
常に飲み続けるということは控えて、状況に合わせて効率のよく飲んでくださいね!
逆に熱中症対策で避けるべき飲料は?
逆に熱中症対策として避けるべき飲み物は、
- コーヒーなどカフェインが多く含まれるもの
- お酒
です。
理由としては『利尿作用』です。
アルコールはもちろんですが、カフェインにも利尿作用があります。
水分を排出してしまうということは熱中症対策としては逆効果になってしまいます。
お仕事の都合や眠気覚ましでコーヒーを飲む方も多いと思いますが、夏の暑い時期には十分に注意してくださいね!
熱中症対策の飲料についてまとめ
いかがだったでしょうか?
ご紹介した内容をまとめると、
- アクエリアス、ポカリスエットを状況に応じて飲み分ける
- スポーツドリンクは糖分も入っているので、飲みすぎないように気をつける
- 「水だけ飲む」のは体内の塩分濃度が薄まるのでやめる
- コーヒー、お酒は利尿作用があるので逆効果
となります。
最後に、熱中症に対しての緊急対策マニュアルの動画もご紹介します。
こちらも合わせてご覧ください。
熱中症はしっかりと対策をしていれば未然に防ぐことができます。
今回の記事が熱中症対策の手助けになれば幸いです!
熱中症についての記事はこちらにもありますので、あわせて参考にしてくださいね。
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