インフルエンザで座薬を子供に使っても大丈夫?どんな時に使う?
2017/09/23
子どもがインフルエンザにかかり、高熱が出て苦しそう…
そんなときは「座薬」を使ってラクにしてあげたいですよね。
ですが、インフルエンザのときには座薬を使ってもいいんでしょうか?
座薬は効力が強いので、子どもに使うのをためらってしまうこともありますよね。
ほかにも、
- 別の薬との組み合わせに問題はないか
- 使ってもいいとしたら、どんなときに使っていいのか
など、いろいろと気になることがあります。
今回は、そんな疑問をお持ちの方のために、インフルエンザで子どもに座薬を使うときについてまとめました!
目次
インフルエンザで子どもに座薬を使っても大丈夫?
結論からいうと、インフルエンザのときに、子どもに座薬を使っても大丈夫です。
子どもは大人にくらべて体力が低いため、高熱であっという間に衰弱してしまいます(汗)
インフルエンザで高熱が出るのは、体に入ってきたウイルスをやっつけるためなので「インフルエンザは、無理に熱を下げてはいけない」といいます。
ですが、子どもの様子次第では座薬を使って熱を下げてあげた方がいい場合もあります。
「熱性けいれん」があるお子さんの場合は、インフルエンザのときに
- ダイアップ(けいれん予防の座薬)
- 解熱用の座薬
を使うこともあります。
高熱になると「またけいれんが起きるのでは…」と不安になりますよね(TT)
熱が高くなってきたらダイアップを使い、30分後に解熱用の座薬を使ってけいれんを予防してあげてください。
ちなみに座薬を使うと、個人差はありますが30分くらいで効果があらわれます。
腸で吸収されるので即効性があるのはうれしいですよね!
座薬は効果がとても強いので子どもに使うときに抵抗があるという人も多いですが、子どもの様子次第では迷わずに座薬を使って熱を下げてあげましょう。
ですが、その「子どもの様子次第」というのは具体的にはどんな様子なのかちょっとわからないですよね。
次の章では、座薬を使っていいときとはどんな様子のときなのかということをお伝えします。
子どもに座薬を使っていいときってどんなとき?
インフルエンザのときに子どもに座薬を使っていいときは、
- 熱が38.5度を超えている
- ツラそうにしているとき
です。
座薬は、平均して体温を2度下げてくれる効果があります。
36度~37度台まで熱が下がると体がかなりラクになるので、熱で機嫌が悪いなら座薬を使ってあげましょう。
しかし、38.5度を超えていても、あまりツラそうでない場合は座薬を使う必要はありません。
子どもは大人がまいってしまうような高熱でも、涼しい顔をして遊んでいることがありますよね(汗)
そんな状態なら座薬の使わず様子見で大丈夫です。
「ツラそう」なときというのは、高熱のせいで
- じゅうぶんに眠れていない
- 水分がとれていない
など、回復に差しつかえがありそうな場合のことです。
睡眠がとれていないと体力が回復しないので、高熱で寝苦しそうなときは座薬を使ってラクにしてあげてください。
また、高熱のときはたくさん汗をかくので、マメに水分補給をさせてくださいね(^^)
高熱が下がると体調や機嫌が多少よくなるので、座薬で熱が下がっているうちに体力回復&水分補給をしておきましょう!
このように、熱で苦しむ子供にとって救世主のような座薬ですが、ちゃんと使い方を守らないと思うような効果が得られないだけでなく、危険な場合もあります。
次の章では、子どもに座薬を使うときの注意点についてまとめました。
子どもに座薬を使うときに注意点はある?
インフルエンザの子どもに座薬を使うときは、
- 小児科でもらってきた座薬を使う
- 使ってはいけない座薬(禁忌)に気をつける
- 連続で使うときは、最低でも6時間は間隔を空ける
ということに注意しましょう。
過去に風邪をひいたときや高熱が出たときに病院で処方された座薬が残っていたなんてこと、たまにありますよね。
「もったいないし、使いたい!」と思うかもしれませんが、コレは使わずに必ず小児科でインフルエンザと診断されたときに処方された座薬を使うようにしましょう。
なぜなら、インフルエンザのときに使ってはいけない座薬というものがあります。
それは、アスピリンの成分が入っているものです。
もしうっかりそれを使ってしまうと、インフルエンザ脳症のリスクが高まってしまうので絶対にやめましょう!
インフルエンザと診断されたときに処方された座薬なら、ほかの薬との相性は間違いありませんし、インフルエンザ脳症を誘発することもありませんよ(^^)
インフルエンザで子どもに座薬を使うときのまとめ
いかがだったでしょうか?
最後に、おさえておきたいポイントをまとめておきますね!
インフルエンザのときでも、子どもに座薬を使っても大丈夫です。
インフルエンザで高熱が出るのは体に入ってきたウイルスをやっつけるためですが、子どもの場合は体力が低いので、様子次第では早めに座薬を使ってあげましょう。
インフルエンザのときに子どもに座薬を使っていいときは、熱が38.5度を超えてツラそうにしているときです。
ツラそうなときというのは、高熱のせいで
- 眠れていない
- 食事や水分がとれていない
という状態で、回復に支障があるときです。
インフルエンザの子どもに座薬を使うときは、
- 小児科でもらってきた座薬を使う
- 使ってはいけない座薬(禁忌)を気をつける
- 連続で使うときは、最低でも6時間は間隔を空ける
ということをおさえておきましょう。
インフルエンザと診断されたときに処方された座薬ならほかの薬との相性は間違いありませんし、禁忌の部類に入る座薬が出される危険もありません。
インフルエンザは高熱が出てとても心配になりますが、薬を飲んで安静に過ごしておけば1週間ほどで落ち着く病気です。
症状があらわれてるうちはとてもツラいですが、座薬を上手に使って乗り越えてくださいね♪