門松の飾り方のマナーを知って、縁起よく正月を迎えよう!
2019/04/20
今年も残すところあとわずか。
そろそろ、新年を迎えるための準備も始めなければですね!
掃除や買い出し、正月飾りなど、用意はできていますか?
ただでさえ年末は忙しいのに、やることが増えて目が回りそうです…
正月飾りは準備もそうですが、飾るのがまたひと苦労。
その正月飾りの代表といえば「門松」ですよね。
玄関や門の前にただ置けば済むのかと思ったら、実はそうではないようです。
門松には縁起のいい飾り方というものがあるんです!
それを知るまでは正直適当に飾っていました…。
今までそれで何か悪いことがあったというわけではないんですが、正しく飾ればより運気があがりそうですよね。
というわけで今回は、そんな正しい門松の飾り方やマナーを紹介します。
目次
門松の正しい飾り方とは?
普通はだいたい、門や玄関の前に対におかれていますよね。
私はてっきり「同じものを2つ用意して、玄関の両脇におくもの」だとばかり思っていたのですが、実はこれ大間違いでした…!
1)門松には雄雌がある
門松には「雄松(おまつ)」と「雌松(めまつ)」という違いがあります。
松の種類も黒松(雄松)と赤松(雌松)が使われています。
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黒松(雄松) |
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赤松(雌松) |
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この違い、知っていましたでしょうか?
いやー私は恥ずかしながら詳しく調べるまでは全く知りませんでした。
雄松と雌松の飾り方も決まっています。
向かって
- 左側に雄松
- 右側に雌松
を飾ります。
2)竹の位置で意味が違う
門松の中心には竹が使われていますが、一般的には3本立たせます。
3本それぞれ長さが違うのですが、どの位置にどの長さの竹を配置するかで意味が違ってきます。
これもしっかりと見てみないと気づかないですよね。
具体的な意味を紹介します。
1)出飾り

3本の竹のうち、2番目の高さの竹を外側に、1番高いものと1番短いものが内側に置かれている配置のものを「出飾り(でかざり)」といいます。
家庭で門松を飾る場合、この「出飾り」が一般的です。
- 子どもが一人立ちしてほしい
- 結婚してほしい
などの願いが込められています。
また病院が「早く患者が元気になって出ていってほしい」という意味で「出飾り」の門松を飾ることもあるようです。
2)迎え飾り

出飾りとは逆に、1番長い竹と短い竹が外側、2番目に長い竹が内側に配置された門松を「迎え飾り」といいます。
この「迎え飾り」を好むのは商売をしているところで、「お金やお客様が入って来てほしい」との願いを込めて飾ります。
また、「子どもを授かりたい」などの願いも込められているようです。
- 「出飾り」は外側へ向けてよい結果がでるように
- 「迎え飾り」は内側へ福を呼び込みたい場合に
と、それぞれご家庭の事情に合わせた門松をおくといいということですね。
我が家は来年、どちらに向けて福を願うか迷うところです!
ちなみに竹の切り口についても意味があります。
それについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみて下さい。
どのような門松を飾ったらいいのかわかりましたが、ではその門松はいったいいつからいつまで飾ればいいのでしょうか?
次の章では門松を飾る時期について解説します。
門松はいつ飾る?しまう時期は?

門松を用意したところで、いつから飾ればいいのか決まりはあるのでしょうか。
縁起ものですから、できるだけよき日に飾りたいものです。
また、「片づける日」や「どうやって処分すればいいのか」も合わせてご紹介します!
1)門松の飾り初め
その昔、門松用の松は家の近くの山に採りに行ったといいます。
その取りに行くことを「松迎え」といい、12月13日に行いました。
そこから、門松を飾るのは13日以降ということになりました。
最近は日本でもクリスマスをやるのが当たり前ですので、正月飾りをする前にまずクリスマスツリーを飾りますよね。
そのため正月飾りは、12月26日~28日あたりで飾りはじめることが多くなりました。
2)門松を飾るのを避けた方がいい日
門松は12月13日以降であれば飾ってもいいのですが、避けた方がいい日もあります。
門松は縁起物でもあるのでしっかり確認しておきたいですね。
大みそか(12月31日)
明けるとすぐに新年になってしまう大晦日に門松を飾るのは、「一夜飾り」となるので避けた方がいいです。
門松は、福をもたらすという年神様(としがみさま)が訪れる時の目印の意味を持っています。
葬式などを連想させる「一夜飾り」は年神様をお迎えするのに縁起がよくないです。
また、来年の年神様と今年の年神様とが引き継ぎをするため、31日の1日だけではその引き継ぎが間に合わないから、というのが理由です。
12月29日
29日はゴロあわせで「9」が「苦」に通じ、「九松」ともいわれ縁起が悪いとされています。
また「29(ニジュウク)」が「2重苦」とも読めるため同じく縁起がよくないことから、29日も避けたいところです。
避けた方がいい日のことを考えると、クリスマスツリーをしまってから28日までの間に門松を飾った方がよさそうですね。
また、30日でもいいと思われますが、12月30日は旧暦では大みそかにあたるため、「一夜飾り」と同じと考えられて避けるという人もいます。
3)門松を飾る期間
門松を飾る期間は、いわゆる「松の内」です。
「松の内」とは、門松を飾っている期間のことで、現在ではお正月の間のことをいいます。
もともとの「松の内」は1月15日の小正月までですが、門松を飾る期間は関東と関西とで大きく分かれます。
関西では今でも15日まで門松を飾ります。
一方、関東では、1月7日までを「松の内」として門松も7日まで飾ります。
これは江戸時代、幕府によって正月は1月7日までであるというお触れがでたためで、それ以来関東では1月7日までが「松七日」とも言われる「松の内」とされるようになりました。
片づける日は、各地域や家庭によって多少違いますが、関東では7日、関西では15日までの間に片付けるのが一般的です。
4)門松の処理の仕方

門松を片づけたら、その後どうするものなのかも知っておきましょう。
1番いい方法は、神社などでよく行われている「どんど焼き」や「左義長(さぎちょう)」と呼ばれるお炊き上げに持って行くことです。
これは小正月の1月15日あたりに神社で行う行事で、門松の他にもしめ縄や書初めなどを持って行って炊き上げてもらい、その火にあたると健康でいられるなどといわれています。
もし、どんど焼きに間に合わなかった場合は、塩で清めて紙につつんで可燃ごみとして出します。
時期をのがしても、引き取ってくれる神社もありますので一度問い合わせてみるのがいいかもしれませんね!
「用意して、飾って、処理する」と、ちょっと手間がかかるなぁという印象の門松ですが、もっと簡単に飾ったりする方法はないのでしょうか?
次の章では簡略化した飾り方について解説します。
門松の略式の飾り方とは?

マンションやアパートなどでは、玄関前に門松をおくスペースが取れなかったりして、住宅事情が昔とは違いますよね。
我が家には門はありませんが風除室があり、毎年風除室の前におくべきか中の玄関前におくべきか悩んでいました。
結局、玄関前におくのですが「年神様に風除室を開けて入ってもらうのもなんだかな…」と余計なことを考えたりします。
最近は略式化されたミニ門松やアレンジメントの松飾りなどが販売されています。
寄せ植え風の現代版「門松」やお正月らしい置物など、おしゃれでかわいいものが店頭に並ぶようになりました。
サイズも小さいので、場所がない人や、今まで門松をおく習慣がなかった人も、これなら気軽に取り入れやすそうですね!
「根引きの松」は略式?
根のついたままの小さな松の枝を、和紙で巻いて金や紅白の水引などで結ぶ形の松飾りがあります。
関西の旧家などで今も飾られているものですが、根がついた小松を使うことから「根引きの松」と呼ばれ、これも1対で飾られます。
大きさやあっさりとした姿から、略式の門松と思う人もいるのですが、どちらかというと実は「根引きの松」の方が元祖と思われます。
門松の由来は、平安貴族達が遊んだ「小松引き」という行事にまでさかのぼります。
これは正月はじめの子の日に小さい松を抜いて持ち帰るというもので、長寿祈願のために行われていました。
その名残が、「根引きの松」というわけです。
とても古くからある風習なんですね。
ちなみに、根がついていない折り枝を用いた場合は、略式とされます。
門松ってレンタルはあるの?
ここまでで、門松を飾るときのマナーや時期などついて分かりましたね。
ここに書いてあることをおさえておけばひとまずバッチリです。
ただ、
- 「どの意味の門松にしようか悩むな…」
- 「神社で焼いてもらったりとか処理が大変そうだなぁ…」
と思ったアナタ。
実はレンタルの門松もあるんです。
レンタルなら気軽に種類を選べますし、処理にも困らず手軽に利用できますよね。
いろいろなモノをレンタルしている「DMMいろいろレンタル
」にはなんと門松もあります。
ちょっと驚きですよね。
「門松」と検索すればいろいろな種類が出てきますよ!
気になる方は、こういったサービスも使ってみてくださいね!
門松の飾り方のマナーのまとめ
いかがでしたか?
門松は左右の置き方で意味がまったく違うことがわかりました。
飾る時期や片づける日も昔からの習慣で決まっていましたね。
- 飾り方
雄松は左、雌松は右、竹の内飾りと外飾りにも気を配る - 飾り初め
12月13日以降、30日までの間で29日と31日は避ける - 飾る期間
関東では1月7日まで、関西では1月15日まで飾る
とはいえ、現代では昔の生活とは変わってきています。
日本の風習のよさを残しつつ、あまりこだわりすぎず都合のいい日に飾ったり片づけたりすればいいのではないかと私は思います!
門松の知識をあれこれ覚えたこの年末年始、よその家ではどのように置いているのか、竹の向きがどっちになっているのかなど、観察するのも楽しいかもしれませんね。
何かと慌ただしい時期ですが、来年の幸運を願って新しい年神様をお迎えするために門松を飾りましょう。
よいお正月を!