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感染性胃腸炎がうつるのはいつまで?出勤や登校に影響する期間は?

      2018/05/30

寒い季節になると、なにかしらの病気が流行しますよね。
我が家はこの手の流行には敏感で、毎年1回は誰かがなにかに感染しています…

その中でも、毎年秋から冬にはやる「感染性胃腸炎」は、特にしんどくてイヤになります。
今年は、既に私の子どもたちが感染性胃腸炎にかかり、とても大変な目にあいました…

今回は、我が家の体験談をまじえつつ、

  • 感染性胃腸炎がうつるのはいつまで?
  • 出勤や登校に影響する期間はどれくらいか?

などについてお伝えします。

我が家の体験談もお伝えしますので、参考にしてくださいね!

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目次

感染性胃腸炎、人にうつるのはいつまで?

感染性胃腸炎の発症期間は1日から3日ほどで、とても短いです。
発症中はかなりしんどいですが、その期間が短いのはまだ救いですね…

しかし!
体が回復したからといって「感染力」がなくなったわけではないのです。

発症から1週間は感染力を持っていて、長い場合だとなんと1ヶ月は感染力が残っているのです。
これが感染拡大する原因の1つでもあります。
体は元気なので、保菌していることに自覚がない…これって、かなり怖いことですよね(汗)

冬は楽しいイベントがてんこ盛りなので、どうしても出かけたくなってしまいますが、ここはグッと我慢!
病み上がりは体の抵抗力も低くなっているので、むやみに出歩くと他の感染性にかかったり、2回目の感染性胃腸炎になったりすることも…

記憶が新しいだけに怖いです…
考えただけで吐き気がします^^;

感染拡大を防ぐためにも、また自分のためにも、外出は必要最低限にとどめて、しっかり自宅で休養をとりましょう。

感染性胃腸炎の潜伏期間

感染性胃腸炎の潜伏期間は1日から2日ほどで、かなりのスピード型です。
我が家では、次女の発症から1日も経ってないうちに長女が発症(厳密にいうと、22時間後)してしまいました。

感染力が本気を出すのは発症してからですが、潜伏期間中の感染力も0ではありません
「潜伏期間中なんて、感染していることもわからないのに防ぎようがないよ」と思いますが、だからこそ普段からの予防が大事になるのです。

手洗い・うがいを徹底して、冬は出歩くときにマスクを着用する!
これだけで感染性胃腸炎だけでなく、他の感染症からも身を守ることができます。

感染性胃腸炎、子どもはいつから登園・登校していい?

インフルエンザや水ぼうそうは「出席停止感染性」に定められていて、一定の条件を満たすまでは登園や登校することは禁じられています。
登園や登校するときには、医師の「完治証明書」が必要になります。

しかし、感染性胃腸炎の場合は特にそういった決まりはなく、回復次第、登園や登校をすることができます
インフルエンザとちがって、ハッキリとした基準がないのでなんだか不安になってしまいますよね…

「嘔吐や下痢、発熱などの症状がおさまっていること」を大前提として、お子さんが元気そうにしていれば登園や登校は可能だと思っていいでしょう。
ただし、無理は禁物なので病み上がりからしばらくは体育を見学したり、しんどさを感じたら自宅で安静にさせたりと、いたわってあげましょう。

ちなみに我が家は、長女の症状が完全におさまってから、かかりつけの病院を再度受診して、幼稚園に登園していいかをお医者さまに確認しました。

大人はいつから出勤していい?

大人は仕事があるので、いつまでも休んではいられません。

しかし、症状が出ているうちに出勤するのは言語道断です!
健康な大人であれば、3日あればかなり症状はマシになります
回復したらといって自己判断で出勤するのではなく、まずは会社の総務課などに現状を伝えて出勤していいか相談してみましょう。

通勤で電車やバスを利用する場合は、イヤでも人混みの中に入ることになるので、感染を防ぐためにも必ずマスクを着用しましょう。

感染性胃腸炎とは?我が家の体験談もご紹介

感染性胃腸炎とは名前のとおり、
感染する胃腸炎
のことで、ウイルスや細菌などが原因で発症します。

  • ノロウイルス
  • ロタウイルス

が代表的な感染性胃腸炎を引き起こすウイルスや細菌です。
「胃腸風邪」と呼ばれることはありますが、実際は風邪ではなく「風邪のように人にうつる」という意味で使われます。

また、牡蠣などの二枚貝は体内にウイルスをためこんでいることがあります。
それを充分に加熱しないで食べると感染してしまいます。

生の牡蠣はとてもおいしいのですが、感染性胃腸炎のリスクがあると思うとなんだか食べづらくなりますね…

牡蠣の食中毒についてはこちらの記事をどうぞ。

牡蠣の食中毒の症状3つと原因や対処法について!知らないと怖い!

家族が感染性胃腸炎に感染…体験談をご紹介

最初にもお話ししたとおり、我が家では子どもたちが感染性胃腸炎に感染してしまいました
その際の体験談をご紹介します。

ある日の夕食後、2歳になる次女が突然嘔吐しました。
前ぶれは一切なく、吐いたあともケロッとしていたので「夕食を食べ過ぎたのかな?」と軽く見ていました。

吐しゃ物をキッチンペーパーで片付けていると、再び次女が嘔吐しました
ここからみるみる機嫌が悪くなっていき、はじめの嘔吐から30分もしないうちに5回吐いて、「お腹が痛い」と泣きながら胃液を吐いていました。

このときに熱をはかると37.3℃…
くり返す嘔吐で一時的に体温が上がっているのか、または別の原因のものなのか判断がつかない体温でした。

「今夜は様子を見ようかな?」と一瞬思いましたが、水分を満足に飲めていなかったので、救急病院に行くことを決意しました。
救急病院に向かうタクシーの中ではなんとか吐かずに済みましたが、ツラいのかずっと泣いていました。

そして救急病院での診断は「感染性胃腸炎」でした。
この感染性胃腸炎、私の暮らす地域では大流行中だったのです。
特に検査などはなく、「感染性胃腸炎の症状」と「流行している」という事実で診断されました。

薬は処方されず、「朝になったらかかりつけの病院に連れていってあげてね」と言われて帰宅。

夜のあいだもかなりの頻度で吐いて、次女はグッタリしていました。

翌朝、指示どおりかかりつけの病院に連れていくとこちらでもやはり「感染性胃腸炎」と診断されました。

次女は、昨晩からほとんど水分が取れていなかったので大事をみて点滴をすることに…
あまり楽になった様子も見られなかったですが、「今はピークだから。2日もすれば元気になる」と、この日は帰宅しました。

これで終わればよかったのですが、その日の夕方、次は5歳の長女が「お腹が痛い」とトイレから出てきません
1時間以上トイレにこもり、ひたすらお腹を下して、最後には嘔吐をしてトイレから出てきました。
この時点での長女の体温は37.6℃あり、普段の平熱からして完全に熱がある状態でした。

「次女の胃腸炎がうつった」と確信があったので、まだ診療時間内だった病院を受診して長女も「感染性胃腸炎」と診断されました。

その後、長女は3日ほどで下痢や吐き気がおさまって元気になりましたが、次女は4日間吐き続け、回復するのに1週間かかりました。

このように、感染性胃腸炎になると

  • 嘔吐や激しい下痢をくり返す
  • 腹痛
  • 発熱(高熱ではない、熱が出ない場合もある)

といった症状があらわれます。
特効薬はなく、嘔吐や下痢でウイルスを体の外に出しきることが回復のカギになります。

症状が出ているうちはかなりしんどいですが、自宅で安静にして、水分をしっかり取って回復を待ちましょう。

かなり余談なのですが、次女を救急病院に連れていくときに利用したタクシー会社がとても良心的で、配車予約の際に「感染性胃腸炎の可能性がある」と伝えたら、ドライバーさんがエチケット袋を3枚も用意してくれていました。
「ツラかったら吐いてもいいからね」と優しく言ってくれて、安心して病院にむかえました。

道中で嘔吐をしてしまうおそれがあるときは、事前に伝えておくとドライバーさんもその心づもりで来てくれるのでお互い安心できますよね。

感染性胃腸炎、うつる原因は?

感染性胃腸炎の感染経路は、次のものがあります。

  • くしゃみや咳による飛沫感染
  • 感染者の吐しゃ物や排泄物を片付けることでの接触感染
  • ウイルスのついた食べ物などを食べる経口感染

また、吐しゃ物などの片付けが不充分だった場合、ウイルスが乾燥して空気中を漂ってしまいます。
その結果、ウイルスを吸い込んで感染してしまうことがあります。

感染性胃腸炎の吐しゃ物は、普通に片付けるだけでは不充分なんです。
感染性胃腸炎の感染力は非常に強いので、普通に拭き取るだけでなく、ちゃんと消毒しないとウイルスはおよそ1週間も生き続けます。

感染性胃腸炎の吐しゃ物などの片付け方は、次の動画のように行うことがベストです。

  • 吐しゃ物などに接触するときは、必ずエプロンと手袋、マスクを着用する!
    手袋は使い捨てのものを使い、片付けが終わったら捨てる。
  • 吐しゃ物は、外側から内側に寄せながらペーパーで拭き取る。
  • 吐しゃ物を片付けたら、その場所は必ず消毒する。
    実際に吐しゃ物のあった場所よりも広範囲でやる。
    ハイターなどの塩素系漂白剤でしっかり消毒する。
    ※アルコール消毒では、効果はありません!
  • 片付けが終わったら、石けんでキレイに手洗いをする。

これらをすべてスルーしてしまっていた私…
キッチンペーパーで水ぶき、床用お掃除洗剤でふき上げをして、キレイに片付けたつもりでいました。

後処理のやり方が0点だったのに、「よく私と夫は感染しなかったもんだな」と今になって思います…
おそらく、次女の吐しゃ物の片付けが不十分だったことが原因で感染してしまったのであろう長女にはかわいそうなことをしました。
やはり抵抗力の低い子どもから感染していくものなのですね。

ノロウイルス用の「次亜塩素酸水」消毒スプレーもありますので、こういったものを使ってくださいね!

感染性胃腸炎、キスでうつる?

感染性胃腸炎は飛沫や接触によって感染するのは、先ほどお話ししたおとりです。

「だったら、キスは?」
というと、ズバリ感染の可能性は高いです。
唾液にもウイルスはたくさんひそんでいる上に、嘔吐がある場合、口内はまさにウイルスの宝庫です。
こんな状況でのキスはハードルが高すぎです…

大好きな恋人にうつさないためにも、感染性胃腸炎中や、回復から日がたたないうちは、自宅でおとなしくしていましょう。

また、感染中のママが、子ども可愛さにほっぺたに軽く「チュッ」とするのも控えてください。

子どもは抵抗力が低いので、感染すしやすいのです。
そして、子どもが感染している場合も同じです。

感染中は、感染拡大を防ぐためにも、必要以上に人と接触しないことを心がけてくださいね。

感染性胃腸炎がうつる期間のまとめ

いかがだったでしょうか?
感染性胃腸炎、できればかかりたくない病気ですよね。
最後に今回の内容をまとめておきます。

これらの症状が出たら、感染性胃腸炎を疑ってください。

  • 嘔吐下痢がある
  • 腹痛がある
  • 発熱

感染経路は、

  • 飛沫感染
  • 接触感染
  • 経口感染
  • ときに空気感染

です。
感染を予防するには、外出時にマスクをして、外から帰ってきたら必ず手洗い・うがいをしてください。

感染してしまった場合は、「発症から1週間、長ければ1ヶ月は感染力がある」ということを頭において、不要な外出はしないようにしましょう。

登園や登校、出勤をするときには、

  • 医師に回復のお墨つきをもらう
  • 学校や会社に登校や出勤の相談しておく

などして、自分判断で出勤などするのはさけたほうがいいです。

かかってしまうと非常につらい感染性胃腸炎…。
子供や家族の健康のためにも、ぜひ正しい知識でよぼうしてくださいね!

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