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勤労感謝の日の意味や由来は?新嘗祭との関連は?

      2017/02/11

初秋から冬にかけてはたくさんの祝祭日があります。

社会人の方々や学生さんにとって祝祭日はお休みの方が多いので嬉しいことですが、どんな理由や意味があってお休みなのか理解している方は意外と少ないでしょう。

ここでは意味が間違って知られていることの多い11月23日の勤労感謝の日について、由来なども合わせてまとめてみました。

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勤労感謝の日の意味は?

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勤労感謝の日とは、毎年11月23日の日本国民の祝日です。

言葉だけで理解しようとすると「働く(勤労する)人に感謝する日=だから休めるんだ!」となるでしょうが、これはちょっと意味が違います。

勤労感謝の日は1948年(昭和23年)に制定された「国民の祝日に関する法律」の第2条にその趣旨が示されていて、「勤労をたつとび(尊ぶと同意)、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」とされています。

ざっくりと言うと、勤労する人に感謝をするというよりも、勤労によって得られた成果や成果物に対して感謝をして、労働者同士がお互い頑張ったね、ありがとう、と感謝をする日なのです。

このように、思っていた言葉のイメージとは少し違うなぁと感じた方もいるでしょうが、子供が「お父さん(お母さん)、いつも真面目に働いてくれてありがとう!」と似顔絵や手作り工作などと感謝の言葉を贈ってくれたりするとこれからも頑張って仕事しよう!という気になるいい日ですよね。

勤労感謝の日の由来は?

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勤労感謝の日は、戦前にあった五穀豊穣(ごこくほうじょう)のお祝いである「新嘗祭(にいなめさい/しんじょうさい)」に由来しいます。

戦前までは勤労感謝の日の代わりに新嘗祭があり、収穫物と神様に感謝をするというとても大切な宮廷行事の日でした。

農業大国であった昔の日本では収穫があるということは人にとっては命を繋ぐことが出来ることに直結しており、このお祝いは国民にとってはとても神聖なものでした。

天皇は国民全ての代表としてこのお祝いを取り仕切り、神様に収穫の感謝の気持ちを捧げていたのです。

そして時代は流れ、日本は第二次世界対戦に破れ、アメリカの支配下に置かれることになりました。

マッカーサー率いるGHQという日本の指揮を執るアメリカの組織は天皇と国民の結び付きを嫌い、天皇が深く関与するこの新嘗祭を気持ちよく思いませんでした。

圧倒的な存在力と国民からの敬意を受ける天皇の影響力や支持力はGHQにとっては危険因子だったのでしょう。

そんなことからGHQはこの新嘗祭を廃止し、それに代わる行事としてアメリカの感謝祭である「Labor Day(直訳:勤労の日)」を取り入れ「勤労感謝の日」としました。

何だか複雑な事情が入り交じった勤労感謝の日の由来ですね。

勤労感謝の日と新嘗祭の関連は?

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先程もお話ししたとおり、新嘗祭は五穀豊穣を神様に感謝してお祝いする日でした。

昔は日本国民の多くが農民でしたから収穫はとても大きなイベントであり死活問題だったのです。

現在、新嘗祭は天皇の私的な行事として扱われており、国民と切り離されたものとなりました。

そのため、本来の新嘗祭が持つ意味と現在の勤労感謝の日では全く別のものになってしまいました。

収穫(仕事の成果)に感謝するという意味では共通していますが、勤労感謝の日が元は新嘗祭であったということは今の若い方は知らない方が多いのではないでしょうか。

新嘗祭と神嘗祭

新嘗祭とは、旧暦で11月の2回目の卯の日にされていたお祭りです。

その歴史は1000年を超え、飛鳥時代の皇極(こうぎょく)天皇の時代から行われていたと言われています。

新嘗祭の「新」は新穀を、「嘗」はご馳走を意味しており、収穫を終えて一段落したこの頃に新穀を供物として天皇が神様に捧げて、その後に天皇も召し上がっていました。

そして新嘗祭のおよそ1ヶ月前の10月には「神嘗祭(かんなめさい/かんなめのまつり/かんにえのまつり)」というものがあり、新穀を天皇が伊勢神宮の天照大神(あまてらすおおみかみ)に捧げる儀式があります。

神嘗祭は伊勢神宮の数多いお祭りの中でも特に重要度の高いもので、とても厳(おごそ)かな雰囲気の中でとり行われます。

新嘗祭と神嘗祭は重複するところが多いですが、決定的な違いは神嘗祭では「神様にお供えする(人間は新穀をまだ食べない)」ことで、新嘗祭は「神様に感謝の気持ちを捧げた上で、そのあとに天皇自らも召し上がる」ことにあります。

まずは神様に召し上がってもらうというところに神様への敬意を感じますね。

勤労感謝の日の意味まとめ

いかがだったでしょうか?

意味や由来を理解した上で勤労感謝の日を迎えると今までとはちょっと違う気持ちで過ごす事が出来ますよね。

そして今も昔も変わらないのは「勤労による成果(生産)に感謝をする」ということです。

勤労が出来ることに感謝をして、これからも頑張って働けるようにこの休日はしっかり英気を養いましょう。

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