ローストビーフの賞味期限、手作りだと何日?過ぎても焼けばOK?
2019/05/05
パーティー料理の定番の「ローストビーフ」は、中身が赤いレア状態だから、賞味期限はいつまでなんだろうと気になりますよね。
とくに手作りローストビーフとなると、市販のものよりも賞味期限が短いのでは?という気がします。
おいしく食べられて、衛生的に問題ない期限を知りたいですよね!
それに、手作りローストビーフは作るのがけっこう大変なので、なるべくまとめて作って、日持ちさせたいところです。
その場合、冷凍保存はできるのでしょうか?
また、賞味期限が切れてしまったローストビーフを加熱すればまた食べられるのかも気になります。
今回はそんな手作りローストビーフの賞味期限についてご紹介しましょう!
目次
手作りローストビーフの賞味期限はいつまで?
手作りローストビーフの賞味期限は
- 冷蔵庫で保存する場合
- 冷凍庫で保存する場合
で変わってきます。
それぞれのメリット・デメリットとともに、詳しく見ていきましょう!
1)冷蔵庫で保存する場合
手作りローストビーフを冷蔵庫で保存する場合の賞味期限は、切り分けていない状態で2~4日間です。
切り分けていない状態とは、できあがってから包丁を入れていない状態のことです。
ローストビーフは、包丁を入れてしまうと賞味期限がぐっと短くなってしまいます。
衛生面や味や風味などを考慮すると、切ったローストビーフの賞味期限は1日です。
メリット
- 保存が簡単
- すぐに食べられる
デメリット
- 長期保存ができない
- 切ってしまうと賞味期限がとても短くなる
2)冷凍庫で保存する場合
冷凍庫で保存する場合の賞味期限は1か月くらいです。
それ以上保存すると、ローストビーフを食べるときに「冷凍臭」がすることがあります。
冷凍する場合も切り分けると賞味期限は短くなり、長くても2週間くらいになります。
メリット
- 長期保存ができる
- 市販のものでも冷凍できる
- 小分けにして保存も可能
デメリット
- 解凍するのに手間がかかる
- すぐに食べられない
(おまけ)チルド室で保存する場合
余談ですが、チルド機能つきの冷蔵庫であれば、普通の冷蔵庫より賞味期限が伸びます。
普通の冷蔵庫の設定温度は3℃~5℃ぐらいですが、チルド室の温度は0℃前後を保っています。
なので、食材が凍らず腐らずに保存をすることができます。
チルド室に保存した場合のローストビーフの賞味期限は1週間ほどです。
1週間以内であれば、風味なども問題なくおいしく食べることができますよ!
こうしてみてみると、ローストビーフの賞味期限って思っていたよりも短いですよね。
切ってしまったときの賞味期限の短さには私も驚きました。
でも、切り分けたローストビーフを「うっかり放置しちゃった!」なんてこともありますよね(^^;
賞味期限がすぎてしまったローストビーフは、どれぐらいの状態ならセーフなのでしょうか?
次の章では、賞味期限をすぎてしまったローストビーフについてご紹介します!
賞味期限切れローストビーフの見極めかたとは?
「賞味期限」とは「すべての品質が保持される期限」という意味なので、賞味期限が切れてしまったからといって、すぐ絶対に食べられなくなるというわけではありません。
食品の状態によっては、賞味期限が切れていても食べられるものはたくさんあります!
もちろん手作りローストビーフも例外ではありません。
賞味期限切れのローストビーフを食べる前に、確認しておきたいチェックポイントはこちらです。
- 肉の表面に変色やカビなどがないか?
- 開けたときに、異臭はしないか?
それぞれを詳しくみていきましょう。
1)肉の表面に変色やカビなどが無いか?
肉の表面が少し変色している程度であれば、そのまま食べても問題ないと思います。
とくに肉料理は、空気にふれた時間が長いほど酸化しやすくなり、風味や見た目が変化してしまいます。
ただし、変色してきているということは、それだけ肉の酸化が進んでいることにまちがいないので、あくまでも自己責任のうえで食べてくださいね…!
どうしても変色が気になる場合は、変色した部分を切り落とすか、ローストビーフを焼いて別の料理に使ってしまいましょう。
焼きローストビーフのアレンジレシピについては、次の章でご紹介しますね(^^)
2)開けたときに、異臭はしないか?
「臭い」とは、その食品の状態を見極める重要なポイントです。
腐ったローストビーフからは、なんともいえない「腐敗臭」がしてきます(汗)
少しでも「クサイ!」と思ったら、そのローストビーフは食べるのをあきらめた方がいいでしょう。
基本的に「臭いなし、変色なし」の状態であれば食べてしまっても大丈夫です!
冒頭でもお話しましたが、そもそも賞味期限とは「おいしく食べれる保証期間」のことなので、過ぎてしまったからといって食べられないわけではありません。
食品そのものの状態をしっかりみることが大切ですね(^^)
手作りローストビーフのアレンジレシピとは?
「賞味期限切れのローストビーフが変色しちゃった…!」
そんな時は、いっそのことローストビーフを焼いて、別の料理にしてしまうのも一つのアイデアですよ♪
焼いたローストビーフはどんな料理にアレンジできるのでしょうか?
ブロック肉はシチューやスープに
ブロック肉の状態で賞味期限が切れてしまったら、角切りにしてシチューやスープの具材にしちゃいましょう!
軽くフライパンで焼き目をつけてあげると、よりおいしそうにみえますよ(^^)
クリームシチューや、ポトフのソーセージ替わりに入れてみてはいかがでしょうか?
スライスしてハムサンドに!
スライスしたローストビーフを、塩コショウで下味をつけてフライパンで焼きます。
軽く焼き色がついたら、パンにはさんじゃいましょう。
レタスやトマトなどの野菜と、パンにはからしマヨネーズやバターをひいてあげるとよりおいしいですよ♪
ひと手間加えただけで、ちょっとリッチ(?)なハムサンドの完成です!
(おまけ)冷凍ローストビーフをきれいにカットする裏ワザ!
冷凍保存をして凍らせたローストビーフは、じつはカットするのが難しいんです。
きれいにカットして、見た目もおいしく盛り付けたい...。
そんなときにはこの裏ワザがおすすめです!
ローストビーフを「流水解凍」すると、半解凍のままでも包丁を入れることができます。
冷蔵庫で解凍するよりも早く、しかもきれいに盛り付けできるとっても便利なウラ技ですので、ぜひお家で試してみてくださいね(^^)
手作りローストビーフの賞味期限、まとめ
手作りローストビーフの賞味期限について、参考になりましたでしょうか?
最後に今回のまとめです。
- 手作りローストビーフの賞味期限は
1)冷蔵庫保存の場合、2~4日間
2)冷凍庫保存の場合、半月~1か月間 - カットしたローストビーフの賞味期限は1日間
- 賞味期限が切れたローストビーフのチェックポイントは
1)肉の表面に変色やカビなどがないか?
2)開けたときに、異臭はしないか? - 変色が気になる場合は、切り落とすか変色部分を焼く
- 少しでも異臭がする場合、食べるのはやめたほうがいい
- 焼いたローストビーフはシチューやスープなどにアレンジする
今回の内容は手作りローストビーフだけでなく、市販の真空パックのローストビーフでも応用できます。
お歳暮などでいただいたときなんかに試してみてくださいね(^^)
手作りは少し大変・・という方は、美味しい極上ローストビーフの通信販売はいかがでしょうか?