RSウイルスに感染したら出席停止?保育園や幼稚園の登園はいつから?
園児の子どもがRSウイルスにかかると、「出席停止」になるのか気になりますよね。
インフルエンザは出席停止扱いになることで有名ですが、RSウイルスはどうなのかは意外と知られていないものです。
働いているママは、子どもが出席停止になるとしばらくは欠勤することになるので知っておきたいですよね。
また、登園を再開するときは医師の診断書が必要なのかも知っておきたいところです。
今回は、RSウイルスは出席停止になるのか気になっているアナタのために、
- RSウイルスは出席停止になるのか
- いつまで登園を控えるべきか
- 登園する際に医師の診断書はいるのか
についてまとめました!
目次
RSウイルスは出席停止にはならない!
RSウイルスは、学校保健安全法で規定されている「学校感染症」の出席停止が必要な感染症には該当しません。
そのため、「○日休まないといけない!」という縛りがないので回復次第、登園は可能になります。
「学校感染症」は、第1種から第3種に分類されており、RSウイルスは第3種の「その他の感染症」になります。
「その他の感染症」には出席停止の決まりはないのです。
第2種に該当するインフルエンザは出席停止について厳しく規定がされていますが、RSウイルスは出席に関しては比較的ゆるめです。
仕事を休めないワーキングマザーにとっては、救いですね(^^;
このように、出席停止にはならないRSウイルス。
ですが、「○日間は休みなさい!」と定められていないだけに、登園を再開するタイミングに迷ってしまうのも事実です。
「熱は下がったけど、どれくらい登園を控えたらいいんだろう…」とお悩みのママも多いです。
次の章では「RSウイルス後はいつまで登園を控えるべきか」についてお伝えしますね。
咳が落ち着くまで登園は控えるのがベター
RSウイルスになったら、咳が落ち着くまで登園を控えるのがベターです。
学校保健安全法では「呼吸器症状が消失し、全身状態が良いこと」が登園の目安とされています。
RSウイルスの大きな特徴である「咳」がある程度落ち着いたら、一般的には登園OKと思ってもいいですよ(^^)
咳が激しいうちは、
- 体力の消耗が激しい
- 周りへウイルスをばらまいてしまう
などの理由から登園は望ましくはありません。
RSウイルスは感染力が強く、ウイルスの排出期間はおよそ1週間、長いと3週間も続きます。
「咳は出るけど、熱もなくなって元気!」と思っていてもウイルスはまだまだ体内にいるのです。
そんな状態で登園させてしまうと…待っているのは園内大感染です(汗)
熱が下がっても咳が激しいうちは、登園は見送ってくださいね!
ですが、働いているママは子どもの咳が完全におさまるまで待ってはいられませんよね…
RSウイルスは、発熱は3日程度でおさまるのですが、咳は1週間から2週間くらい続きます。
徐々に良くなるとはいえ、2週間も仕事は休めませんよね…(汗)
どうしても仕事が休めない場合は、病児保育を利用するなどして、なんとか乗りきってくださいね。
このように、感染力が強い上に長引きがちなRSウイルス。
早く回復して元気に登園してほしいものですが、登園を再開するときは「診断書とかは必要ないのかな?」と気になりますよね。
次の章では「登園するときに診断書はいるのか」についてお伝えします。
登園するときは診断書はいらない!でも医師や園に相談を
RSウイルスが治って登園を再開する際には、医師による
- 診断書
- 登園許可証
などは特に必要ありません。
回復次第、登園することができますよ(^^)
ですが、登園を再開するときは
- かかりつけの病院で再診を受ける
- 通っている園に連絡
するのがいいです。
回復してるように見えても、医師から見たら「もう少し休んだほうがいい」と判断されることがあります。
また、咳がしつこく残っていたりすると「周りへの感染を拡大する」と判断されて、まだお休みするように指示されることがあります。
「2歳までにほとんどの子どもがかかっている」と言われているRSウイルスですが、無理に登園して不必要にウイルスを拡散するのはよくありませんよね。
そして登園を再開するときは、事前に電話で「医師も『登園OK』と言っているので登園を再開します」と園に連絡しておくようにしてください。
いきなり登園を再開すると
「何も聞いてないけど大丈夫なのかな…?」
「今の状態を聞いてから、園でも登園OKの判断をしたかったんだけどな…」
と先生たちは不安に思ってしまいます(^^;
また、園によっては「登園許可証をもらってきてください」との指示がある場合があります。
特に保育園は、RSウイルスが重症化しやすい0歳の園児もいるので敏感です。
もし園から指示があったら、医師に相談して許可証をもらうようにしてくださいね。
RSウイルスの出席停止のまとめ
いかがだったでしょうか?
最後に、今回のおさえておきたいポイントをまとめておきますね(^^)
- RSウイルスは、学校保健安全法で規定されている「学校感染症」の出席停止が必要な感染症には該当しません。
そのため、「○日休まないといけない」という縛りがないので回復次第、登園可能になります。 - RSウイルスになったら、咳が落ち着くまで登園を控えるのがベターです。
- 咳が激しいうちは、
・体力の消耗が激しい
・周りへウイルスをばらまいてしまう
などの理由から登園は望ましくはありません。 - RSウイルスが治って登園を再開する際には、医師による
・診断書
・登園許可証
などは特に必要ありません。 - 登園を再開するときは
・かかりつけの病院で再診を受ける
・通っている園に連絡
するのがいいです。
RSウイルスは出席停止にはなりませんが、登園を再開するにはいろいろ気をつけないといけませんね。
医師の指示に従って、園に報告や相談をして、また元気に登園できるといいですね(^^)