RSウイルスの検査方法は?費用や保険適応、タイミングについても!
RSウイルスが流行っている時期に、子どもが体調を崩すと「もしや…」と思いますよね…(TT)
RSウイルスは重症化することがあるし、検査をして白黒ハッキリとさせておきたいですが、
- 検査の方法
- 我が子が検査が受けられるかどうか
など、知らないことが多いですよね。
今回は、我が子が「RSウイルスにかかったかも…」と不安を感じているアナタのために、
- RSウイルスの検査方法
- RSウイルスの検査は保険適応されるか
- RSウイルスの検査は受けるべきか
- RSウイルスの検査をするタイミング
についてまとめました!
目次
RSウイルスの検査方法は「簡易検査」と「血液検査」など!
RSウイルスの検査方法には、
- 簡易検査
- 血液検査
などがあります。
どのような検査なのかを具体的に見ていきますね。
1)簡易検査
RSウイルスの検査で主流なのが「簡易検査」です。
鼻の中に細長い綿棒を入れて粘膜を採取し、RSウイルスが含まれているかどうかを検査します。
検査結果は10分から15分程度でわかります。
2)血液検査
血液検査は、簡易検査で陽性が出た場合に補助的な役割で行われます。
簡易検査でも精度は高いのですが、血液検査をすることで、より確実にRSウイルスにかかっているかを調べることができます。
血液検査は、結果が出るのに時間がかかるため、数日待つことがあります。
ちなみに、血液検査をするときはレントゲンを併せて行うことが多いです。
RSウイルスから肺炎や気管支炎を併発していないかなどを調べるためです。
RSウイルスによる気管支炎についてはこちらどうぞ。
このように、RSウイルスの検査方法は
- まずは簡易検査
- 簡易検査で陽性が出たら、血液検査
というように行われます。
どのような方法で検査をするのかわかると、ちょっと安心できますよね。
そしてお次は「この検査って保険の適応があるのかな?」と気になるはず。
次の章では「RSウイルスの検査は保険適応されるのか」についてお伝えします。
RSウイルスの検査の保険適応は、一部の子どもや1歳未満まで!
RSウイルスの検査は
- 1歳未満の赤ちゃん
- 入院中の患者
- パリビズマブ製剤(シナジス)の適応がある子ども
などは保険適応がされます。
それ以外のお子さんの場合は「自費」となります。
しかも、この場合は診察料も自己負担となるので、合計で6,000円から8,000円くらい払うことになります(汗)
「検査は自費で、診察は保険適応で!」というような「混合診療」はできません。
そのため、子育て世帯にとっての救世主である「乳幼児医療費助成制度」は使えなくなってしまうのです(TT)
この出費はめちゃくちゃ痛いですよね…
「重症化すると大変だから検査はしておかないと!」
「検査結果を保育園に報告しないといけない!」
など、「費用が高額でも、ちゃんと検査は受けないと」と思っている人も多いはず。
「風邪」以外の病名がつくといろいろと考えてしまうものです。
次の章では「RSウイルスの検査は必ず受けないといけないのか」ということをお伝えしますね。
RSウイルスの検査は、必ず受けないといけないものではない!
RSウイルスの検査は、疑いがあるからといって必ず受けないといけないものではありません。
RSウイルスとわかったところで特別な治療方法はないからです。
インフルエンザや溶連菌感染症は、特効薬があるので検査はとても意味があることです。
ですが、RSウイルスには特効薬がなく、ただの風邪と同じように「対症療法」をとって自然治癒を待つしかないのです。
前の章でご紹介した「検査が保険適応される子ども」は、
- RSウイルスにかかったら重症化するおそれがある
- 重症化したら命の危険がある
などの理由から検査が必要なのです。
それ以外の子どもは、医師が
- 子どもの症状
- 周りでRSウイルスが流行っているか
などを総合的に見て「おそらくRSウイルスだ」と診断することがほとんどです。
このように、1歳以上で健康に問題のない子ならRSウイルスにかかっても検査は縁遠いものです。
ですが、時と場合によってはそんな子たちでも「検査が必要なとき」があります。
次の章では「RSウイルスの検査をするタイミング」についてお伝えしますね。
RSウイルスの検査をするタイミングは「重症化している」と診断されたとき
RSウイルスの検査のタイミングは、「重症化していて、入院が検討される」と医師が診断したときです。
まずはしっかりと問診や診察をして、
- RSウイルスの疑いがあるか
- 検査が必要な状態か
などを医師は判断します。
その結果、重症だと診断した場合はすぐにRSウイルスの検査を行います。
また、
- 1歳未満の赤ちゃん
- RSウイルスにかかることで命の危険がある子
などは、少しでもRSウイルスであることが疑われたら即検査になることがほとんどです。
RSウイルスの検査のまとめ
いかがだったでしょうか?
最後に、今回のおさえておきたいポイントをまとめておきますね(^^)
- RSウイルスの検査方法には、
1)簡易検査
2)血液検査
などがあります。 - RSウイルスの検査は
・1歳未満の子ども
・入院中の患者
・パリビズマブ製剤(シナジス)の適応がある子ども
などは保険適応がされます。
それ以外のお子さんの場合は「自費」となります。 - RSウイルスの検査は、保険適応がある子ども以外は必ず受けないといけないものではありません。
RSウイルスとわかったところで特別な治療方法はないからです。 - 検査が必要なのは
・RSウイルスにかかったら重症化するおそれがある
・重症化したら命の危険がある
などの「RSウイルスの検査が保険適応される子ども」です。 - RSウイルスの検査のタイミングは、「重症化していて、入院が検討される」と医師が診断したときです。
子どもがRSウイルスにかかるととても心配ですが、基本的には検査は必要ありません。
必要な場合は医師から指示があるので、それに従うようにしてくださいね!