七五三のお参りの時の初穂料の書き方やマナー、相場の金額について!
2018/08/30
初穂料は「のし袋」に入れるのですが、表書きの書き方などのマナーってピンときませんよね?
「金額」についても知りたいところです。
神社によっては一律に決められているところもありますが、そうでない神社では初穂料についてどうしたらいいのでしょうか?
今回は初穂料の
- のし袋の書き方
- 包むお金の金額や相場
などをご紹介します!
目次
七五三の初穂料、書き方はどうする?
初穂料の「のし袋の表書き」や「中袋」の書き方にはルールがあります。
覚えておいて事前に用意しておきましょう。
1)のし袋
七五三はお祝い事ですので、水引は「花結び」という「ちょうちょ結び」の物を使います。
花結びは、結び目が簡単に解けて何度でも結び直せることから、「何度繰り返してもよい」という意味があります。
子どもの成長を祝う七五三には、花結びののし袋がピッタリなんですよ。
水引の色は
- 紅白
- 金銀
どちらでもOKです。
2)表書きの書き方
のし袋には
- 外袋
- 中袋
がありますよね。
のし袋の表書きは「外袋」に書きます。
水引の上に
- 御初穂料
- 初穂料
のどちらかを書いてくださいね。
3)氏名の書き方
花結びの下の段にご祈祷を受ける子どもの名前を書きます。
地域や神社によっては、
- 父親の名前の横に、子どもの名前を書く
- 子どもの名前の横に、子どもの年齢を書く
ところがあります。
気になる場合は、ご祈祷をお願いする神社へ確認してみてください。
4)中袋(中包み)の書き方
中袋はお金を直接入れる袋です。
中袋の表には「包んだお金の金額」を書きます。
裏には「住所とご祈祷を受ける子どもの名前」を書きます。
表に書く金額は
- 壱
- 弐
- 参
といった「大字(だいじ)」を使います。
もともと大字は、改ざんや詐欺を防ぐために法的な文書等に使う字で、初穂料にも大字を使うのが習わしです。
漢数字で書いてはいけないということではありませんが、覚えておいて損はないと思いますよ!
七五三の初穂料、金額の相場はどれぐらい?
初穂料の額を提示している神社ってあまり見ませんよね?
「お気持ちで」といわれることも多く、どのくらい納めたらいいのか迷うこともあると思います。
初穂料に相場というものはあるのでしょうか?
初穂料の相場
七五三のご祈祷は一人当たり「5千円~1万円」が相場といわれています。
兄弟姉妹で一緒にご祈祷を受けるときは、「金額✕人数分」となります。
その場合、のし袋は連名で記入にしてもマナー違反にはなりません。
最低額は5千円からですので、それ以上の額は気持ち次第でかまいません。
また、神社によっては金額がはっきりと決められているところもありますので、気になる場合はお参りしようと思っている神社へ事前に問い合わせておけば安心ですね。
(おまけ)初穂料以外にも
初穂料と一緒に
- お酒
- お米
などをお礼としてお渡しする神社や地域があります。
住んでいる地域によって様々な慣習がありますから、お参りする前に確認しておいてくださいね。
ちなみになぜお酒やお米が出てくるのか、それは初穂料の由来に関係しています。
初穂料の「初穂」とは、その年に「初めて収穫した稲」のことを意味しています。
この稲を神様へのお供えものとして、神社へ奉納していたことから初穂料という言葉が生まれました。
稲穂に代わりお金をお供えするようになった現代でも、その名残が残っていて「初穂料」というようになったんですね(^^)
七五三の初穂料、マナーや注意点は?
そんな七五三の初穂料を用意する上で、気をつけた方がよいマナーや注意点をご紹介します。
1)お札はきれいなものを用意する
初穂料に使うお金は新札でなくてもいいのですが、お祝い事ですからできればキレイなお札を用意しましょう。
2)お札の向きをそろえる
お札を包むときにも向きをそろえましょう。
封を開けて取り出したときに、中袋の表側にお札の表面である人物の顔が見えるようにして、顔は上にあるようにそろえます。
3)袱紗(ふくさ)に入れて持参
日本では古い時代から、
- 贈りもの
- 神様に納めるもの
を素手で直接渡すことは失礼だという考えがあります。
神様に納める初穂料も、のし袋のまま鞄に入れて取りだすのではなく、袱紗に包んで持参すると印象もいいですよね。
袱紗の色ですが、お祝い事なので明るい色を選ぶといいですね。
また、七五三は「慶事」なので、袱紗を開けるときは「右開き」になるように包むのがマナーです。
動画でも袱紗のマナーを確認しておきましょう。
普段はなかなか意識しないことだからこそ、ちゃんとマナーを覚えておいてくださいね!
七五三の初穂料まとめ
七五三の初穂料について参考になりましたでしょうか?
最後に今回のまとめです。
- 七五三の初穂料に使うのし袋は「花結び」が最適です。
- 水引の上に「御初穂料」か「初穂料」のどちらかを書き、水引の下にはご祈祷を受ける子どもの名前を書きます。
- 中袋の表には「包んだお金の金額」を書き、裏には「住所とご祈祷を受ける子どもの名前」を書きます。
- 初穂料の相場は、一人当たり「5千円~1万円」が相場です。
- 兄弟姉妹で一緒にご祈祷を受けるときは「金額✕人数分」となります。
- 初穂料を用意するにあたり、気をつけるマナーはこの3つです。
1)お札はきれいなものを用意する
2)お札の向きをそろえる
3)袱紗(ふくさ)に入れて持参
子どもの成長をお祝いする七五三は、親としては恥ずかしくないように、きちんとお祝いをしてあげたいものですね。
きちんと前日に初穂料を準備して、すがすがしい気持ちでお参りしましょう(^^)