七五三で3歳が被布を着るのはなぜ?意味や着付け方は?レンタルは?
2019/04/20
3歳の子が七五三のときに晴れ着の上から着ている「被布(ひふ)」。
なぜこの被布を着るのか、ご存知ですか?
そこには「ただカワイイから」というだけではなくて、ちゃーんとした意味があるんです!
というわけで今回は「娘が七五三の3歳のお祝いをむかえる」というママのために
- 被布を着る意味は?
- 着付け方は?
- レンタルはあるの?
- 選び方のポイントは?
という被布についてのあれこれをご紹介します!
ぜひお役に立てくださいね(^^)
目次
七五三、3歳の子が被布を着るのはなぜ?どんな意味があるの?
なぜ被布を着るのかというのは、そもそもの七五三の意味について知る必要があります。
七五三の歴史は、江戸時代に始まったとする説が有力です。
その当時は今と比べると乳幼児の死亡率が高かったため、子どもが7歳になるまでの成長の過程を段階的に祝っていました。
数え年で、
- 3歳は男女ともに生まれてからずっと剃り続けていた髪を伸ばしはじめる「髪置(かみおき)」
- 5歳は男の子が初めて袴をつける「袴着(はかまぎ)」
- 7歳は女の子がそれまで着ていたひも付きの着物に代わって、本仕立ての着物と丸帯という大人の装いをする「帯解(おびとき)」
という儀式をおこなったのが七五三の由来だといわれています。
つまり女の子の衣装は、7歳からは大人と同じような帯を締めますが、3歳では帯を結ばなくていいということです。
そこで正式な帯を結ぶかわりに被布を着せたという訳なんですね。
被布の着付け方は?
被布には防寒着という意味もあるので、着なければいけないというルールはありません。
ですが、お祝いを華やかに彩る衣装なので、せっかくであれば着せてあげたいですよね!
ただ、3歳の子にとって「じっと我慢して着付けをされる」というのはなかなか大変です。
帯の締めつけや重さでご機嫌が悪くなったら、楽しくお祝いできませんよね…^^;
でもご安心下さい!
幸いにも、被布の着付けはさほど難しくありません。
帯を結ぶよりも簡単で短時間で着付けができるんですよ(^^)
実際の着付け方は、こちらの動画が分かりやすいです。
7歳になると帯を結ぶため、被布を着ることはなくなります。
子どもらしいコロンとしたシルエットがかわいい被布姿は、3歳の特権ともいえますね!
帯の結び方は?
被布には中綿が入っているものもあるので、神社や会食などで室内にいる時は暑いので脱ぐことがあります。
その時に、腰紐で結んだだけというわけにはいかないので、外出する場合は「兵児帯(へこおび)」や「三尺帯(さんじゃくおび)」を結びます。
これらは浴衣を着る時のクシュっとした帯なので、結び方は簡単です。
こちらの動画では、本格的な着付け方が紹介されているのですが、その中で帯の結び方も解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
ちなみに写真スタジオで着物をレンタルする場合は、帯が入っていないことがあるので、外出予定がある人は必ず確認しておいてくださいね!
七五三用の被布はどんなものを選べばいい?
七五三の被布の選び方のポイントをいくつかご紹介します。
柄×無地
「花」や「縁起物」などの柄ものの着物と合わせるなら、「白」や「同系色」または「反対色」の無地を選ぶとバランスよくまとまります。
逆に着物が柄の少ない無地に近いものなら、賑やかな柄の被布をチョイスしましょう。
赤×ピンク
女の子が大好きな「赤」と「ピンク」の組み合わせは、元気な3歳の女の子にぴったりですよね!
オールマイティな白
白地の落ち着いた被布はいろんな色柄の着物に合うので、迷ったら白と覚えておくといいですよ(^^)
七五三用の被布は単品で買える?レンタルは?
七五三の3歳のお祝い着は、お宮参りの時の初着をお直しして着せる、という方も多いですよね!
その場合には、被布は別途で用意しないといけません。
被布は七五三に限らず「お正月」や「桃の節句」などでも着られるので、何度か使うことを考えればこの機会にそろえておくといいですね。
通販やオークションでも買うことができるので、準備されている着物の色柄に合わせてお好きな被布を選びましょう。
逆にあまり和装の機会がなさそう、ということでであればレンタルしてしまうというのもアリです。
大手のDMM.comが運営する「いろいろレンタル」なら、被布を含めた七五三用のセットをレンタルできますよ!
私は前にここで浴衣をレンタルしたことがあるのですが、ポチッと選んで注文するだけで届いて、返却のときには届いたボックスに入れて返すだけだったので、とっても楽チンでした(^^)
実際の七五三セットを使った三歳の子向けの着付け方動画もあるので、こちらも参考にどうぞ!
ぜひこういう便利なサービスも使ってみてくださいね♪
\かわいい着物セットをいろいろ選べる!/
七五三の被布についてのまとめ
いかがだったでしょうか?
七五三の被布についてもう一度ポイントをまとめておきますね!
3歳の女の子は正式な帯を結ばなくていい代わりに、被布を着せてあげます。
ただ暑くて脱ぎ着することもあるので、「兵児帯(へごおび)」や「三尺帯(さんじゃくおび)」は結んでおきましょう。
写真スタジオでレンタルするときには、帯がはいっていないこともあるので、必ず確認するようにしてくださいね!
被布を選ぶ時のポイントは、
- 柄ものの着物なら、「白」「同系色」または「反対色」の無地のもの
- 着物の柄が少ない場合は、賑やかな柄のもの
- 赤 x ピンク
- 迷ったときにはオールマイティの白
です。
被布は3歳の七五三の時しか着ることがないので、できればぜひ着せてあげたいですよね(^^)
かわいい晴れ着姿で、ステキな3歳の七五三を祝ってくださいね!
七五三に関する記事は他にもあるので、こちらも参考にしてください。
▶ 七五三の髪型、3歳の子ならコレ!簡単アレンジ法から髪飾りまで!
▶ 七五三のメイク、3歳と7歳はこうする!化粧をオススメする訳は!?