七五三のお参りの時期はいつ頃がいい?ずらしてお参りするのはOK?
2018/08/30
七五三のお参り、いつ頃がいいのか迷っていませんか?
七五三といえば、その年の七五三にあたる子どもを連れて、神社やお寺にお参りに行くのが習わしとなっています。
ただ、気になるのはその日にちです!
七五三の日といえば、11月15日ですが、この日は平日だったりすることも…。
となると、その前後の週末などにお参りの時期をずらしたい、と思いますよね。
そこで今回は、
- 七五三のお参りの時期をずらすのはOKなのか?
- もしずらせるとしたら、いつぐらいまでならいいのか?
など七五三のお参りの時期についてのあれこれをご紹介します!
目次
七五三のお参りに行くのはいつ頃がいいの?
もともと公家の行事であった七五三が全国的に広まったのは、江戸時代になってからです。
(※諸説あります)
そこにはこんな歴史がありました。
発端は、徳川綱吉が息子・徳松の健康を祈るために良き日がないかを調べさせたことに始まります。
旧暦の11月は神様にその年の収穫を感謝する月で、15日は二十八宿(古代中国の星座の区分)の考え方で鬼が出歩かない「鬼宿日」という日でした。
その二つをかけ合わせて、「子どもの成長と収穫を感謝する行事」を11月15日に行ったのが元になりました。
現在のような七五三の形になったのは明治時代になってからです。
こうしてみてみると七五三のお参りは、神社やお寺の正式な行事として江戸時代から「11月15日」と決まっているようです。
しかし最近では…
しかし最近ではそれぞれの家庭の都合などを考慮して、必ずしも11月15日ではなくてもいいという風潮になってきています。
七五三の日が平日だと幼稚園や学校があり休めないですし、親も仕事をしていれば簡単に休みを取ることができないですもんね…^^;
ではいつ頃にお参りするかというと、「10月の中旬ごろから11月中旬まで」というのが一般的です。
ただし11月15日前後は、「できるだけ七五三の日に近いところでお参りをさせてあげたい」という親の思いがあるからか、たくさんの参拝客で込みあいます。
ですので、その時期をずらしてお参りする家庭もあります。
お参りする時間はいつがいい?
お参り当日の時間は、午前中がいいといわれています。
特に神社は早朝が一番よい気で満たされており、その気にあやかるために午前中にお参りした方がいいようです。
せっかくのハレの日ですから、お参りする時間のことも考えてみてはいかがでしょうか?
七五三のお参りの時期をさらにずらすのはOK?
11月15日当日にお参りに行けなくても、10月中旬から11月中旬の辺りで七五三のお参りができればいい、というのは上記でお伝えしました。
ですが場合によってはその頃に出産を控えているなど、「さらに時期をずらさざるを得ない」ということもあると思います。
そのような場合、9月または12月などに七五三のお参りをしてもいいのでしょうか?
結論からいいますと、これは時期をずらしてお参りやお祝いをしても大丈夫です。
ご祈祷も(あくまでも神社によりますが)お願いすれば1年中受けることができるようです。
ただ、七五三の受付時期でないときは、千歳あめが用意されていない場合もありますので、事前に問い合わせるようにしましょう。
なければ自分で用意することをおすすめします。
さらにもっと思い切って…
数え年でのお参りにこだわらないのであれば、思い切って1年後の満年齢に七五三をお祝いしてもいいと思います。
仕事の都合や子どもの体調などもありますので、どうやってもタイミングが合わない場合は、次の年にお参りするというのも一つの手です。
子どもも、1歳年を重ねることで着物の着付けやご祈祷時にもぐずることなく、おとなしくできるるようになっているかもしれませんね(^^)
ただ、その時に気をつけなければいけないのは、
- 初めに数え年でお参りをした時は次回も数え年で
- 満年齢でお祝いをした時には次回も満年齢で
お祝いするようにしましょう。
数えにしても満年齢にしても、
- 男の子は3歳と5歳
- 女の子は3歳と7歳
でお祝いをしますが、これがずれると縁起が悪いとされています。
今の時代では深く気にすることでもないような気がしますが、お祝いごとですので縁起が気になる場合は注意しましょうね!
七五三のお参りはいつ頃?のまとめ
いかがでしたでしょうか?
最後にもう一度ポイントをまとめておきますね!
七五三のお参りは、江戸時代から11月15日と決まっていました。
が、最近ではあまりとらわれずに「10月の中旬ごろから11月中旬まで」というのが一般的です。
お参りする時間は、よい気が満たされている「午前中」がいいとされています。
お参りの時期をさらにずらすのもOKです。
ただしこの時は、千歳あめの用意があるか事前に問い合わせましょう。
どうしてもスケジュールが合わせられないというときは、思い切って次の年にするというのも一つの手です。
ただ、その時に気をつけなければいけないのは、
- 初めに数え年でお参りをした時は次回も数え年で
- 満年齢でお祝いをした時には次回も満年齢で
お祝いするということです。
年齢がずれてしまうと、縁起が悪いとされています。
昔からの慣習で今でもおこなわれる七五三のお参りですが、時代とともに柔軟になってきているようですね!
写真スタジオでの記念写真も誕生日と合わせて撮影するなど、前倒しで行われることが増えてきました。
衣装のレンタルも時期がずれていると安く設定される、など七五三に関わることがらも多様化してきているようです。
ですが、あまり早過ぎたり遅すぎたりすると、参拝の人も少なく寂しい七五三になってしまいそうですので、その辺りはご注意を!
また、お祝いの食事会を予定している場合などは、招待する方の都合もあるでしょうから、各家庭でちょうどよい時期に調整してくださいね。
ぜひ参考にしてよい七五三にしてください!