正月太り解消に効果的な食べ物は?おせちの後はコレに切り替えよう!
2016/11/30
お正月は、家でおいしいおせちを食べて、家族とお正月番組を見て過ごすというご家庭が多いと思います。
食べては寝て…を繰り返している間に正月休みが過ぎていき、いざ「いつも通りの生活に戻るぞ!」と気合いを入れたら、「あれ?なんかズボンがキツい…」という経験、ありませんか?
かくいう私も、1年間まったく変動のなかった体重が、大みそかから年始の1週間で2キロも増えた「正月太り」の経験があります。
お正月は誘惑がいっぱいで、すっかり顔が丸くなってしまいました…。
「これはマズイ!」と、色々調べたり人に聞いたりして、何とか1月中に体重を戻すことができましたが、もう正月太りはコリゴリです。
今回は、私の経験を交えつつ、正月太りを解消する食べ物や方法、予防法をお伝えします!
目次
正月太りの解消に効果的な食べ物ってあるの?
ダイエットするにも、「食べないダイエット」というのはよくありません。
ちゃんと3食とることが基本です。
その基本を崩さずに正月太りを解消するには、食事の内容を見直すことがカギになります。
ここでは正月太り解消にひと役買ってくれる食べ物をご紹介します。
まずは、食事の内容を見直し
- 1日の活力になる朝ごはんはしっかり食べて
- 夜ごはんは控えめに食べる
というのがダイエットの基本です。
「朝は食欲がないので、ごはんは食べない」
「昼ごはんを抜いたから、夜ごはんを多めに食べる」
というような食生活をしているのなら、それは正していきましょう!
朝ごはんを食べることによって体温が上がって基礎代謝がよくなり、脂肪を燃焼しやすくなります。
「朝は忙しくて、こったものを作る時間がない!」
というあなた、メニューはシンプルなもので問題ありません。
- 和食なら白米と納豆、お味噌汁
- 洋食ならトーストとサラダ、インスタントスープ
で充分、バッチリです。
朝ごはんは「とにかく食べる」のが大切なのです。
夜ごはんは、ヘルシーで体を温める食べ物が理想的です。
- 湯豆腐や野菜スープ
- おかゆ
などが温かくて良いですね。
冷たい食べ物は胃に負担をかけてしまうし、脂肪燃焼のさまたげにもなります。
温かいもので体の中から温まると寝つきやすくなりますし、脂肪燃焼も効果的にできて一石二鳥です!
正月太り経験者の私としては、夜ごはんにおかゆを食べるのが非常にオススメです。
かつて2キロの正月太りをした際に、胃腸の疲れは感じるのに、食欲が止まらなくなっていました。
このままでは胃も体重も大変なことになってしまうと思い、母に相談して夜ごはんの白米をおかゆに置き換えることにしました。
すると3日ほどで暴走していた食欲が元に戻り、1週間経つころには胃の調子もよくなっていました。
完全に体重を戻すのに1月末までかかってしまいましたが、無理なく続けることができました。
おかゆに飽きてしまいそうなときは、
- 岩のりや昆布、漬け物などで食べてみたり
- たまに雑炊にしてみたり
と工夫すると続けられますよ!
別の記事の「ダイエットの定番、食事の見直し!」もぜひ参考にしてみてください。
脂肪燃焼スープを飲む
お正月の不摂生で、知らないうちに体は毒素をためこんでしまっています。
この体をデトックスする方法で、「脂肪燃焼スープダイエット」というものがあります。
タレントのスザンヌさんは、この脂肪燃焼スープを飲んで産後の減量に成功したそうです。
あの美しいスタイル作りに貢献したスープ、どんなものか気になりますよね。
脂肪燃焼スープとは、トマトをベースにした野菜たっぷりのスープです。
我が家でも、夫のダイエットのために何度か作っています。
この動画のように作ると簡単にできますよ。
簡単な作り方
- 鶏ささみ肉、玉ねぎ3個、ピーマン1個、セロリ1本、キャベツ半玉、しょうが1かけらを食べやすい大きさにカットして、鍋に入れます。
- 1の鍋にトマト缶(ここではカットトマト缶)1缶とチキンスープのもと1個または2個、水2リットルを入れます。
- あとはフタをしてクタクタになるまで煮込みます。
味に飽きたら、鷹の爪やゴマ、チーズなどをお好みで加えるといいですよ。
実際に飲んでみた感想としては、「さっぱりとしたトマトスープ」といった感じです。
生のトマトがちょっと苦手な私は、煮込んであるのでこの方が食べやすいと感じましたが、「トマトはどう調理しても苦手!」という方には、もしかすると少し飲みづらいかもしれません。
そしてこの「脂肪燃焼スープダイエット」での最大のポイントは、
- 7日間このスープを飲み続けること
- 短期間で減量ができること
です。
このスープの飲み方にはスケジュールがあります。
- 1日目 スープとバナナ以外の果物の日
- 2日目 スープと野菜の日
- 3日目 スープとバナナ以外の果物、野菜の日
- 4日目 スープとバナナ、スキムミルクの日
- 5日目 スープとお肉や魚、トマトの日
- 6日目 スープと牛肉、野菜の日
- 7日目 スープと野菜、玄米の日
このように「スープ+●●」を7日間連続で食べ続けます。
この7日間は、
- スープは好きなだけ飲んでもよい(毎食スープは飲むようにしてください)
- 飲み物は水、お茶、ブラックコーヒーのみ
- アルコールは厳禁
- 肉や野菜を調理するとき、砂糖の使用は厳禁
というルールもあります。
我が家では、朝ごはんの1品にしたり、遅い時間の夜ごはんはこのスープだけにしたりと、かなりユルい感じで飲んでいますが、続けて飲んでいるとそれなりに効果があります。
本格的に体重を落としたい方は、ぜひ本気の7日間コースを試してみてください!
しょうがを食べる
しょうがに含まれる「ショウガオール」という成分が、新陳代謝を高めて体を温める働きがあります。
また、「ジンゲロール」という成分が免疫力を高める働きがあり、風邪などの感染症に打ち勝つ、強い体を作ってくれます。
ダイエットだけでなく、体にもいいなんて優秀な食材ですよね。
「でもしょうがって、そんなにたくさん食べられない…」
というアナタ、ご安心ください!
ティータイムの紅茶を「しょうが紅茶」にしてみたり、晩ごはんの湯豆腐にしょうがを入れてみたり、ほかの料理にも調理の際にちょっと入れるだけでも、しょうがパワーの効果はあります。
「しょうが紅茶」とは名前のとおり、紅茶にしょうがを入れた飲み物です。
さっぱりとした味でとても飲みやすく、飲んでいるそばから体がぽかぽかと温まっていくのを感じます。
紅茶に入れるしょうがの量は、しょうがのタイプによって使い分けるといいですよ。
- すりおろししょうがのしぼり汁なら、小さじ1杯ほど
- チューブタイプなら2センチほど
- 粉末タイプなら小さじ1/2杯ほど(入れ過ぎ注意!)
砂糖やはちみつを入れてもおいしいのですが、ダイエット中の方は控えましょう。
「しょうが紅茶」に限らず、しょうがダイエットで使うしょうがは、チューブタイプでも粉末タイプでもOKです。
いちいちしょうがをすりおろす手間もいらないので、面倒くさがりな方でも長く続けることができます。
正月太りを予防するために気を付けたいこと
お正月休み明け、何だか体がダルいということはありませんか?
単純に体重が増えたということもそうですが、それだけではありません。
お正月太りは、短期間で急激に太るので当然体には負担がかかります。
せっかくの休みで体をいたわるつもりが、実はかえって体を疲れさせていたなんてショックですよね。
正月太りを予防すれば、休み明けのダイエットにも悩まないし、体調もバッチリです。
ここでは、正月太りを予防するために効果的な方法をご紹介します。
おせちの「食べる順番」を意識する
おせちとは、食材ひとつひとつに意味があり、今年1年の幸運や健康を祈って食べるものです。
それ以外にも、主婦がお正月にまで台所に立って料理をしなくて済むようにと、保存ができるように工夫されています。
おせちの主婦に対する愛を感じますよね。
しかしその愛ゆえに、砂糖や塩などの調味料がたくさん使われており、それが正月太りの原因になります。
和食だからヘルシーという考えは危険です。
でもせっかくのお正月、おせちを食べないのはイヤですよね。
正月太りを予防しながらおせちを楽しむには、食べる順番が大切です。
最初は野菜系のおせち
煮物や酢ものを中心に食べましょう。
野菜を食事の最初に食べることによって、糖の吸収をおだやかにします。
煮物や酢ものに入っているレンコンは歯ごたえもあるので、ゆっくりかんで食べると満腹感をえることができます。
2番手は魚やお肉、だし巻きたまごなど
次は、ブリの照り焼きやタイの塩焼き、八幡巻き(ニンジンやゴボウの肉巻き)、だし巻きたまごなどのタンパク質(おかず)を食べます。
この食べ方は「食べる順ダイエット」の応用で、
野菜→タンパク質→炭水化物
の順番で食べると、血糖値の急上昇をおさえるだけでなく、太る原因でもある「炭水化物(ここでは、砂糖たっぷりの甘いおせち)の食べ過ぎ」を防ぐことができます。
この食べる順番なら、最初の野菜で食欲がそこそこ落ち着いているでしょうし、タンパク質も食べ過ぎずに済みますね。
最後に高カロリーなものを
そして最後に、砂糖をたっぷり使っている伊達巻や栗きんとん、黒豆などの甘いものを食べます。
この頃には、お腹もいっぱいになっているので食べ過ぎることもありません。
デザート感覚で、食事の「しめ」に食べましょう。
ちなみに、私は伊達巻が大好きで、家族分(5人分)をほぼ1人で食べてしまったことがあります。
その結果、正月休み明けには体重が2キロ増に…。
あとから知ったのですが、伊達巻はたった1切れでおよそ60Kcalもあるのです。
私はそれを何切れ食べたのか、考えただけでも恐ろしいです…。
これ以外にも正月太りの原因はありますが、大きな一因ではあると思います。
お酒はほどほどに!
お正月には新年を祝うために、お屠蘇(おとそ)などのお酒を飲むご家庭も多いです。
おせちを食べながらお酒を飲むなんて、とても贅沢をしている気分になりますよね。
しかしこれが「むくみ」につながってしまうのです。
体がむくむと体重が増えるので、正月太りの一因となります。
「なんでおせちとお酒がむくみにつながるの?」
というのは、先ほどもお話ししたとおり、おせち料理は保存ができるように砂糖や塩などの調味料をたくさん使っています。
- 塩分を取りすぎると、体内のナトリウム濃度が上がる。
- 体は、ナトリウム濃度を下げるために水分をもとめる。
- 喉がかわく。
- 結果、お酒がすすむ。
という負のループにおちいってしまい、むくみを加速させるのです。
また、お酒のカロリーもくせ者です。
お屠蘇などの日本酒は、1合飲むとおよそ200kcalも摂取してしまいます。
糖分も多く含まれているので、飲み過ぎは大敵です。
規則正しい生活をする
「お正月なんだし、のんびり過ごしたい!」
という気持ちもあるかもしれませんが、いつもどおりの時間に寝て起きるスタイルを崩さないことが大切です。
しかしお正月には、楽しい正月番組が深夜まで放送されていたり、家族で遅くまで楽しく盛り上がったりしますよね。
次の日も休みだと思うと、ついつい夜ふかししてしまうものです。
寝不足になって生活リズムが崩れると、自律神経がみだれて基礎代謝が落ちてしまいます。
それによって脂肪を燃やす力が弱まり、やせにくい体になってしまうのです。
それにくわえて、寝不足になると脳に「食欲を増進せよ!」と伝達する「グレリン」というホルモンが体内で分泌されます。
夜遅くまで起きているとお腹が空くのは、このグレリンのしわざだったのです。
お正月だからといっても、夜ふかしはほどほどにしてしっかりと睡眠をとるようにしましょう。
正月太りを解消する食べ物のまとめ
正月太り、できることならしたくないものですよね。
でもやっぱり正月太りしてしまったときは、
- 食事の内容を見直して、3食はしっかりとる
ということを忘れずしましょう。
そして、具体的には、
- 脂肪燃焼スープを飲んでダイエットをしてみる
- しょうがを使って体を温めて脂肪を燃やす
などがオススメですので、ぜひ試してみてください。
次のお正月では、
- おせちの食べる順番に気をつける
- お酒はほどほどに…
- 正月休み中でも規則正しい生活をする
ということに気を付けて、正月太りを予防しましょう。