手足口病で皮むけするのはいつまで?その期間中の感染力や対処法は?
2017/09/09
手足口病は普通の風邪と違う症状があるので、ギョッとすることってありませんか?
手足口病にかかった子どもの体をふと見たら、発疹があった場所がベロンと皮むけしていて「なんじゃこりゃー!(汗)」と驚くなんてこともあるでしょう。
発疹だけならまだしも、皮むけなんてあると心配になってしまいますよね…
今回は、そんな手足口病の皮むけについて、
- 皮むけはいつまでするの?
- 皮むけ中の感染力は?
- 皮むけしたときは、どんなことをすればいい?
などをまとめました。
子どもが皮むけ中でお困りのお母さんは、ぜひ参考にしてくださいね!
目次
手足口病で皮むけするのっていつまで?

手足口病で皮むけする期間は、ホントに人それぞれです。
3日で皮むけがおさまる人もいれば、1ヶ月くらいむけ続ける人もいます。
皮がむけ始めると、子どもは絶対にさわったりかきむしったりするので、早く治ってほしいですよね(汗)
ちなみに手足口病で皮がむけだすのは、発症5日目から10日目くらいの場合が多いです。
発疹や水疱(すいほう)があったところが
- 茶色っぽくなる
- かさぶたのようになる
など「落ち着いてきたかな~」というぐらいから皮むけが始まります。
発疹や皮むけがおさまったら、手足口病が完治したことになります。
また、手足口病を発症してから1~2ヶ月後に、皮と一緒に爪がはがれてしまうということもあります。
爪がはがれると聞くとゾワッとしてしまいますよね…(汗)
手足口病で爪がはがれるということがあまり知られてない上に、発症からかなりタイムラグがあるので「なんでー!?」とあわてるかもしれません。
手足口病にかかった場合、数ヶ月はちゃんとそのことを覚えておきましょう!
しかし、爪がはがれたりこんなに皮むけをしたりしていると「ホントに回復しているのかな?まだ体にウイルスがたくさんいるのでは?」と不安に思ってしまいますよね…(汗)
次の章では、皮むけしているときは感染力があるのかということをお伝えします。
手足口病で皮むけしているときって、感染力はあるの?

手足口病の感染力については、
- 感染からどれくらい経っているか
- 水疱(すいほう)がおさまって、乾燥しているか
ということをみて判断しましょう。
手足口病の感染力は、感染からおよそ5日間くらいがピークです。
発症してからで見ると2~3日目ごろで、これは熱が下がりはじめて発疹や水疱(すいほう)ができるころにあたります。
水疱の中には、手足口病のウイルスをふくむ体液が入っており、さわったりかきむしったりすることによって水疱が破れてまわりにウイルスが飛びちります。
これが周りに感染を広げる大きな原因になります。
皮むけが始まるころには、水疱はおさまっていることがほとんどなので、むけた皮が乾いていれば感染力は低めだと思っていいでしょう。
しかし、
- 鼻水や唾液などには2週間くらい感染力がある
- 排泄物には1ヶ月くらいウイルスがひそんでいる場合もある
ということもお忘れなく!
手足口病明けに登園や登校をするときは、マスクを着用させてましょうね。
また、手足口病でも風邪のような咳が出ることもあるので、ツラそうならお医者さんに相談して咳止めの薬を処方してもらうといいですよ。
不快症状があるなら薬で対処してあげましょう(^^)
それについて詳しくはこちらの記事を参考にしてみてくださいね!
皮むけも「なんだか気持ち悪い」と不快感をうったえるお子さんもいるはず。
次の章では、皮むけしてたときはどのように対処すればいいのかについてご紹介します!
手足口病で皮むけしたときは、どんな処置をしたらいい?注意点は?

手足口病の皮むけには、コレといって有効な薬はありません。
発疹なら、抗ヒスタミン薬の軟膏などをぬって不快感をやわらげるという方法があるのですが、皮むけを防いだりするような薬はなく、ただ回復するのを待つことになります。
皮むけがあるときは、
- むけかけの皮はムリにはがさない
- 足の裏の皮むけがあるときは、サンダルはひかえて、靴下着用で靴をはく
などをして皮がむけきるまで過ごしましょう。
また、皮むけしている場所は皮膚が薄くなっているので
- 紫外線に気をつける
- 幼稚園や学校のプールはお休みさせる
などして、できるだけ皮膚に刺激を与えないようにしてあげましょうね(^^)
手足口病の皮むけのまとめ
いかがだったでしょうか?
最後に、手足口病の皮むけについてポイントをおさえておきますね。
手足口病で皮むけする期間は個人差があり、
- 3日で皮むけがおさまった
- 1ヶ月くらいむけ続けることもある
などバラバラです。
皮むけし始めるのは、発症5日目から10日目くらいの場合が多いです。
手足口病の感染力については、
- 感染からどれくらい経っているか
- 水疱(すいほう)がおさまって、乾燥しているか
ということをみて判断しましょう。
手足口病の感染力は、感染からおよそ5日間くらいがピークなので、皮むけし出すころには感染力は弱くなってきています。
手足口病の皮むけに有効な薬はなく、回復するのを待つことになります。
皮むけがあるときは、
- むけかけの皮はムリにはがさない
- 足の裏の皮むけがあるときは、サンダルはひかえて、靴下着用で靴をはく
などして皮がむけきるまで過ごしましょう。
子どもが皮むけしたり、かゆがったりして苦しんでいる姿はかわいそうですが、安静にしてできるだけ早く治るようにしっかりケアしてあげてくださいね!
手足口病については、こちらの記事もあわせてどうぞ。
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