溶連菌感染症、子供の症状や原因、治療方法は?娘の感染経験談も!
「溶連菌感染症」
なんだか聞きなれない病名で、深刻そうな感じの響きですよね。
これは子どもがよくかかる感染症の1つです。
幼稚園や保育園などで集団生活をおくるお子さんがいるお宅では特に注意が必要です。
うちの下の娘も先日、溶連菌感染症にかかってしまい、なかなか大変な思いをしました…(汗)
今回は、溶連菌感染症の主な症状から予防方法までをまとめました!
私の娘の溶連菌感染症体験談もありますので、困っている子供やママの参考になれば幸いです。
目次
溶連菌感染症、どんな症状が出る?
溶連菌感染症にかかると、次のような症状が出ます。
- のどの痛み
- 発熱(38℃以上)
- 体や手足に発疹
- 舌にイチゴのようなブツブツができる
はじめに現れる症状で多いのが
- のどの痛み
です。
このときは「風邪ひいたかな?」ぐらいに思いますよね。
溶連菌感染症は風邪にくらべると
- 鼻水が出ない
- せきが出ない
といった特徴があります。
ですがこんな風邪もあるので、この時点ではまだ溶連菌感染症であるかはわかりづらいです。
その後、
- 38℃を超える高熱
が出ます。
うちの娘はのどの痛みをうったえてから4時間後くらいに39℃の高熱が出ました(汗)
風邪のときは38℃前後をウロウロするだけなのに、いきなりの39℃の発熱なのでここではじめて「ただの風邪とはちがうな」ということに気付きました。
そうこうしていると、溶連菌感染症の特徴である
- 体や手足に発疹
- 舌にイチゴのようなブツブツ
の症状がでてきました。
発疹はかゆみをともなうこともあるので、かきむしりに注意しましょう。
このような症状が出る溶連菌感染症。
でもなぜ娘はこの感染症にかかってしまったのでしょうか?
次の章では、その感染経路についてお伝えします。
溶連菌感染症の感染経路は?
溶連菌感染症は「溶血性連鎖球菌」という細菌によって引き起こされる感染症です。
主な感染経路は、
- 飛沫による感染
- 接触による感染
がほとんどで、
- おしゃべりやくしゃみでとんだツバ
- 細菌が付着した人の手
などを介して感染します。
普通の生活の中に細菌はひそんでおり、誰にでも感染のリスクがあります。
特に4歳から10歳くらいの年齢の子どもは感染しやすいです。
幼稚園に入園して集団生活をはじめたら注意が必要です。
うちの下の娘は幼稚園や保育園などに通っていないのですが、上の娘の幼稚園で溶連菌感染症が流行っていました。
かかりつけの先生によると
「上の娘の送迎のときに細菌をもらってきたのでは?」
という話しでした。
まだ2歳半の下の娘は抵抗力が低いので姉をすっ飛ばして感染してしまったようです(^^;
まだ集団生活をしていないお子さんでも、お兄ちゃんやお姉ちゃんが感染経路になることもあるので、気を付けてあげましょうね☆
溶連菌感染症の潜伏期間は?
前の章では感染経路についてお伝えしました。
発症すると、ママは思わず「いつ(細菌を)もらったんだろ?」と、潜伏期間から逆算して感染経路を確認してしまいますよね。
気になる溶連菌感染症の潜伏期間は、
- 2日から5日ほど
です。
しかし、人によっては1日ほどで発症することもあるようです。
細菌は日常生活のあらゆるシーンにひそんでいるので、感染経路の特定はむずかしそうですね(^^;
そして気になるのが「無意識に誰かにうつしていないか」ということです。
ですが、溶連菌感染症の感染力は症状が現れてからがいちばん強いので、潜伏期間中のまわりへの感染の心配はあまりありません。
では、潜伏期間についてわかったところで、次はいざ発症してからの治療方法をお伝えします。
溶連菌感染症の治療方法は?
溶連菌感染症の治療方法は、
- ペニシリン系の抗生物質による治療
がほとんとです。
抗生物質は7日から10日分処方されます。
ちゃんと抗生物質を飲むことで、症状は3日程度でおさまります(^^)
ですが!
「もう治ったみたいだし、飲まなくてもいいよね」と思ってはいけません。
処方された抗生物質は必ず飲みきりましょう。
途中で抗生物質を飲むのをやめてしまうと、体の中に菌が残って、
- 腎炎
- リウマチ熱
などの合併症を引き起こすおそれがあるからです。
ちなみにうちの娘は抗生物質をとてもイヤがり、飲ませても半分くらい吐き出していました(汗)
そのため、ちゃんと快方に向かっているか不安になって、指示されていないタイミングで病院を受診していました。
経過に不安があるときは、遠慮せずに病院を受診しましょう!
娘が溶連菌感染症に感染…発症から完治までの体験談
ここまでは溶連菌感染症の症状から治療方法についてご紹介しました。
次は実際にうちの下の娘が溶連菌感染症になったときの体験談をお伝えしたいと思います。
のどの痛み
ある日の朝、いつもより下の娘が無口なことに気付きました。
「しんどいの?」と聞くと、のどが痛いとのこと。
のどの痛み以外は何もなさそうだったので、そのときは「部屋が乾燥してたかな?」程度にしか思っていませんでした。
しかしお昼前になるとグズグズが増えて、やたらとだっこを要求…
これは娘の体調が崩れだしたフラグです(汗)
「乾燥じゃなくて風邪だったのか!」と思い、熱を計ってみるとなんと39℃!
いつもの風邪なら39℃も出ないので驚きました…
かかりつけの病院へ
さすがに熱が高いので、かかりつけの病院の午後診を受診することに。
病院の先生に症状を説明し、聴診するために娘のお腹を出すと赤い発疹が!!
朝にパジャマから洋服に着替えさせたときにはなかったのに…
ひととおり娘の様子を見たあと、先生から
「まわりで溶連菌(感染症)が流行ってませんか?」
と聞かれました。
上の娘が通う幼稚園でまさに今流行っていたので、それを伝えると
「全体の様子から見ても溶連菌で決まりだね~。一応検査もしておきます」
といって、長~い綿棒のようなもので娘ののどをグリグリ。
結果が出るまで10分ほど待つように言われました。
案の定、結果は溶連菌感染症でした(TT)
7日分の抗生物質を処方してもらい、その日は帰宅することに。
帰宅後
家に帰ってからイヤがる娘にムリヤリ抗生物質を飲ませるも、当然短時間で良くなることもなく高熱のまま就寝。
その日の夜はいつもに増して夜泣きがヒドく、「泣く→のどが痛くなる→泣く」の無限ループでした(汗)
のどが痛いせいか、いつもより水分をほしがっていました。
翌朝、機嫌は悪いものの熱は37℃前半で、昨日よりは下がっていました。
お腹の発疹はあいかわらずで、熱はお昼に1度平熱に戻って機嫌もよくなりましたが、夕方になるとまた39℃オーバー…(TT)
夜のグズグズも昨晩と同じ感じでした。
3日目の朝
発症から3日目の朝で、ようやく熱が下がりました。
しかしまだまだ機嫌が悪いし、抗生物質を半分くらい吐き出していたので、念のためもう一度病院を受診。
すると舌に赤いブツブツができていることが発覚!
溶連菌感染症とは、こうも次から次へと色んな症状がでるものなのですね…
かかりつけの先生に
「典型的な溶連菌の症状だから心配いらないよ~」
と言われ、次は抗生物質を飲みきった頃に再診するように指示されました。
(ちなみに抗生物質は半分飲めているのなら、そのまま服用するようにとのことでした。)
その後
その後は高熱を出すこともなく、徐々にのども回復して機嫌もよくなり、抗生物質を飲みきる日の午前中に病院へ。
その日は全体の様子を診察し、次は2週間後に尿検査に来るように言われました。
もう治ったと思っていただけに、突然尿検査と言われてギョッとしていると先生が
「溶連菌によって腎炎になることもある。抗生物質をしっかり飲んでいれば問題ないけど、念のため」
と説明してくれました。
うちの子の経過が悪いから尿検査を指示されたのかと思ったら、溶連菌感染症のあとに尿検査をするのはよくあることだそうです(^^;
そして2週間後の尿検査をクリアし、ようやく完治のお墨付きをいただけました。
ただの風邪なら解熱して症状がおさまればおしまいですが、溶連菌感染症は発症してから尿検査までの3週間ものあいだ振り回されっぱなしでした(汗)
このように、溶連菌感染症と完全におさらばするのには3週間もかかりました…
症状が出ている期間は短いのに、完治のお墨付きまで心配しっぱなしで疲れてしまう溶連菌感染症。
かからないに越したことはありませんよね。
次の章では、溶連菌感染症にかからないための予防方法についてご紹介します!
溶連菌感染症、どうやったら予防できる?
前の章の体験談のとおり、かかってしまうとなかなかややこしい溶連菌感染症。
「予防もややこしいのでは?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません(^^)
溶連菌感染症の予防方法は、
- 手洗い、うがい
- 充分な休息
- マスクをつける
- しっかりと栄養をとる
など、日頃の風邪予防と同じようにすればOKです♪
細菌をしっかりシャットアウトして、体の免疫力を上げておけば恐れるに足りません!
子どもが通う幼稚園や保育園で溶連菌感染症が流行りだしたら、特に注意して予防をこころがけましょう☆
溶連菌感染症のまとめ
いかがだったでしょうか?
子どもの体調不良は普通の風邪でも心配になるのに、溶連菌感染症なんて聞きなれない名前だともっと心配になりますよね。
この記事で溶連菌感染症を知ることによって、少しでも心配を軽くできたらなぁと思います(^^)
溶連菌感染症の主な症状は
- のどの痛み
- 発熱(38℃以上)
- 体や手足に発疹(かゆみあり)
- 舌にイチゴのようなブツブツができる
などがあります。
感染経路は、
- 飛沫
- 接触感染
で、幼稚園や学校などの集団生活の場でもらってくることがほとんどなのです。
潜伏期間は、
- 2日から5日程度
です。
この期間中であれば周りにうつしてしまうリスクはとても低いです。
溶連菌感染症の治療方法は、
- ペニシリン系の抗生物質による治療
が有効です。
病院で出された抗生物質は必ず飲みきるようにしましょう!
また、溶連菌感染症は
- 手洗い、うがい
- 充分な休息
- マスクをつける
- しっかりと栄養をとる
などで予防することができます。
ちゃんと治療をうけると治る病気なので、「溶連菌感染症かな?」と思ったらすぐにかかりつけの病院を受診してくださいね(^^)
我が家の病気体験談はこの他にもありますので、かかったときに慌てないように、こちらも参考にしてみてください。