紫外線対策にはサングラスが効果的!色や選び方などを徹底解説!
日差しが強い季節、あまりにもお日様がまぶしくて目を開けられないときもありますよね。
いかにも「夏がきた!」という感じで、気持ちもワクワクしてきます。
そんなときに大活躍のサングラスですが、サングラスには
- おしゃれ
- 日差しをさえぎる
以外にも、大切な機能があります。
それは、ずばり「紫外線対策」!
前からUVカット加工されているサングラスは売られていました。
が、ここ数年は目の紫外線対策がとても大事だとよくいわれます。
サングラスには紫外線に対してどんな効果があるのでしょうか?
そこで今回は紫外線対策のためのサングラスの効果や選び方についてご紹介します!
目次
紫外線対策にはサングラスが効果的?
紫外線は1年中降り注いでいるのですが、いちばん強い時期と言われているのが「5月~8月」です。
お肌の紫外線対策は毎年かかさずするという人も、サングラスとなるとちょっと踏みとどまってしまうかもしれないですね。
最近はおしゃれアイテムとしても人気ですが、紫外線対策にサングラスという考えは、日本人にはあまりなじみがないようです。
肌の日焼けのようにすぐに目に見える症状がでるわけではないのですが、実は紫外線が目から入ると、のちのち大変な病気になったりすることがあるんです。
人はもともと自分の体を守る力をもっているので、日々の生活では、目もきちんと紫外線から守られています。
問題は、長い時間強い紫外線が目から入った場合です。
海水浴や、真夏のバーベキューなど外に長い時間いて楽しむレジャーのあと、目が真っ赤に充血したことはありませんか?
私は子どものころ、運動会のあとは必ず目が真っ赤になっていました。
その症状は、紫外線によるものだったんです。
充血は1日から数日でおさまりますが、このダメージが長い間にたまっていくと、
- 白内障(はくないしょう)
- 翼状片(よくじょうへん)
- 瞼裂斑(けんれつはん)
など、目の病気を引き起こす原因になってしまいます。
紫外線が強い国オーストラリアやニュージーランドでは、サングラスによる紫外線対策は当たり前のことになっています。
紫外線の害は年数をかけてたまっていくので、子どものころからサングラスをしているのが普通のようです。
日本でもここ数年は目から入る紫外線の害について、いろいろいわれるようになりました。
UVカットできるサングラスでの紫外線対策は、とっても大事なことなんです。
また、目から紫外線が入ることで目が疲れてしまい、頭痛をおこすことがあります。
「なんか頭痛がするなあ」となったら、前の日長い時間日光にあたっていなかったか思い出してみてください。
私はこの紫外線による頭痛になりやすいので、4月ぐらいからは外に出るときは常にサングラスをかけるようにしています。
その他にも、女性にとって関心の高いお肌の老化についても、目から入る紫外線が関係しているんです!
目から日焼けするって、ほんと?
紫外線対策にサングラスをしたほうがいいというのは、目の病気のことだけではないんです。
紫外線をお肌に浴びすぎると、シミやしわなどになるというのはよく知られたことですが、最近は目から入った紫外線によっても日焼けするといわれています!
(マウス実験であきらかになっているそうです)
ちょっとショックですよね?
直接紫外線があたっていないところに、目から入った紫外線がどうやってシミや日焼けをつくるのでしょうか。
目から強い紫外線が入ると、肌と同じように炎症をおこします。
そうすると、脳が紫外線が入り込んできたと判断して、シミや日焼けの原因になる「メラニン色素」を増やします。
それで、紫外線から体を守ろうとするんですね。
でも「メラニン色素」が増えると体が黒ずみます。
これが、シミや日焼けになります。
肌に直接紫外線があたっても、目から紫外線が入ってきてもどちらも同じように「メラニン色素」がつくりだされるんですね。
目の病気、お肌の美容にも「今後の紫外線対策は目から」ということになるかもしれません。
このように目からの紫外線で日焼けしないためにも、サングラスが紫外線対策にとても有効だということがわかりました。
でも、実際にサングラスを買いに行くと、たくさんの種類があって迷ってしまいます。
そこで、どんなサングラスが紫外線対策にいいのか、選ぶポイントをご紹介します!
紫外線対策、サングラスの選び方のポイントとは?
おしゃれなアイテムとしてだけでなく、紫外線対策のためにサングラスを選ぶときには、知っておいた方がいいポイントがあります。
それはこの4つ。
- 紫外線をどのくらい通すか
- レンズの加工法はどうか
- レンズの大きさ
- レンズの色
それぞれについて、解説していきますね!
1. 紫外線透過率や紫外線カット率を確認
サングラスがどのくらい紫外線を通すのかというのを、「紫外線透過率」といいます。
これは、サングラスのタグや説明書に書いてありますが、なかには「紫外線カット率」と書いてあるものもあります。
違いは紫外線を、
- 通すか
- カットするか
の割合なので、
- 「透過率」は数字が小さいほど(ベストは1%)
- 「カット率」は数字が大きいほど(ベストは99%)
紫外線対策に効果的ということですね。
また最近は「UV400」という表記もあります。
紫外線は3種類のうち「UV-A」「UV-B」が体に害をもたらします。
これは、紫外線の長さによって分けられていて
- 「UV-A」は315〜400ナノメートル
- 「UV-B」は280〜315ナノメートル
となっています。
この「UV400」とは400ナノメートル以下の光をカットできるという意味です。
ということは、カットしたい紫外線のどちらにも効果があるということですね。
選ぶなら「UV400」とタグがついているものがおすすめです!
2.サングラスのレンズの加工法
サングラスのレンズも、そのUVカット加工に種類があります。
大きく分けると、
- UVカット加工
- UVカット素材
の2種類になります。
2つの違いは、
- レンズの表面にUVカット効果のあるコーティングをしたものが「UVカット加工」
- レンズの材質そのものがUVカット効果のあるのが「UVカット素材」
です。
どちらも紫外線カットの効果に大きな差はありません。
ただ、使う回数が多いのであれば、素材そのものにUVカットの効果があるレンズの方が長持ちします。
ただ、年に数回使う程度であれば「UVカット加工」のサングラスでも大丈夫です。
3.レンズの大きさ
紫外線対策には、サングラスのレンズの大きさも大事です。
レンズは大きいほうが断然いいです。
サングラスをかけたときに、小さいレンズだと隙間から目に紫外線が入りやすいのです。
顔に密着しているわけではないので、どの大きさでも少しは仕方ないことですが、レンズが大きければそれだけおおわれている部分が広くなるので、より紫外線を防ぐことができます。
最近は大きいレンズのサングラスをおしゃれにかけている人をよく見ます。
紫外線対策にもいいので、自分の顔とのバランスを考えて大きめのレンズのものを選ぶと効果がありますよ!
4.レンズの色の濃さ
レンズの色が濃いサングラスをよく見ますが、そのほうが紫外線をカットする効果が高いという気がしませんか?
実は、紫外線をカットするためには色はあまり関係ないのです。
色が濃くても、レンズがUVカット加工されていないと意味がありません。
目は暗いと「瞳孔(どうこう)」を開いて光を取り入れてよく見えるようにしようとします。
UV加工されていない色の濃いレンズのサングラスをかけると、逆に紫外線を取りこんでしまうので目を痛めてしまいます。
今は色が薄いものでもUVカット加工されているレンズのサングラスがたくさんあるので、色の濃さにこだわらずにそういったものを選ぶのがおすすめです!
紫外線対策のサングラスのまとめ
いかがだったでしょうか?
サングラスが紫外線対策に有効だということがわかっていただけたと思います。
目の病気だけでなく、シミやしわも、目から入る紫外線が原因だったとはおどろきですよね。
紫外線対策に効果のあるサングラスは、
- 紫外線透過率・カット率の確認
- レンズの加工法
- レンズの大きさ
- レンズの色の濃さ
以上4点をみて決めればOKです。
参考にしてくださいね。
サングラスはおしゃれアイテムでもあるので、紫外線対策も大切ですがデザインにもこだわって、お気に入りのサングラスを選んでみてください!^^
紫外線対策、日焼け対策についてはこちらにも記事がありますので、あわせて読んでみてください。
▶ 紫外線対策に有効な服装は?色や素材でもダメージが変わる?