初節句の男の子、兜はどれぐらいが相場?みんな新品を買ってるの?
2018/09/25
男の子が生まれたら初節句には立派な「兜」を用意してあげたいですよね!
昔から、端午の節句は男の子の成長と健康を願う大切な日です。
できれば新品を用意したいけどすごく高そうだし…
もしかしたらパパのがあるっていうのを聞いたような気もするし…
と、いろいろ迷うこともありますよね。
新品を買うとしたら、どのくらいの予算で考えればいいのでしょうか?
そこで今回は初節句を迎える男の子に「兜」を用意する場合、相場はいくらぐらいなのかをお伝えします。
「兜」を選ぶ時のポイントも合わせてご紹介しますね!
目次
初節句の男の子、兜の相場はいくらぐらい?
「兜」は端午の節句に飾る五月人形の一つで、正式には「兜飾り」といいます。
その名の通り「兜」中心の飾りで、百貨店で見たときはたくさん種類がありました。
もともとは鎧と兜がセットになったものが伝統的な飾りとされていました。
が、最近では簡略化された「兜」だけのものも飾られるようになったので、「兜中心」のもの1番よく売れるのかもしれませんね。
そんなシンプルな飾りの「兜」。
金額は他の五月人形に比べると少し安めになっています。
種類によって違いますが、大体3~60万円くらいまで、と幅広くおいてありました。
そのなかでも、8~20万円あたりのものがよく売れていると聞きましたので、それくらいが相場といえます。
また、「兜」の大きさや種類、買うお店によっても相場が変わってきます。
- コンパクトなものだと3万円くらいから
- 人形専門店だと6万円くらいから
というように、「兜」の大きさや老舗で買うかどうかなど、それぞれの家庭の考え方によって相場は多少変動します。
人形の有名店だと、やはり少しお高めになってしまうみたいですね。
「兜」の種類や選び方のポイントについてはあとでじっくり紹介します。
他にも祖父母が買ってくれる場合の相場は少し上がるようで、
- 5~30万円くらい
となっています。
おじいちゃんおばあちゃんになると、孫のために奮発するんですね!
さて「兜」の値段の相場はわかりました。
新品を買うのであれば参考になると思います。
そこで疑問なのは、やっぱり皆さん初節句ということで新品の「兜」を買っているのかということ。
パパのお下がりとか、中古の「兜」ではダメなのでしょうか。
また、兄弟での共有はどうなのでしょう。
みんな新品の「兜」を買っているの?
実は、「兜」に限らず五月人形は基本的に子ども1人に1つ用意するものとされています。
端午の節句の飾りものは、
- 子どもに降りかかる厄や災いの身代わりになって守ってくれる
と言われていています。
そのため「兜」も1人に1つ用意するのが大前提なので、お下がりや中古は控えた方がいいと思います。
男の子の兄弟が多い家庭では、買うにしても飾るにしても人数分となると大変ですよね。
でも本来の意味から考えると「兜」を共有するのも避けた方がいいようです。
高価なものや大きなものでなくてもいいので、各家庭の状況に合わせてできれば1人に1つ新品の「兜」を用意してあげてくださいね。
これについては詳しくは別記事の「▶ 初節句の男の子、兜のお下がりをもらうのはNG?飾る意味とは?」で解説していますので、あわせて読んでみてください!
初節句の男の子、兜の種類は?
お店に並んでいるのを見ると、「兜」にも種類があるのがわかりました。
それによって、相場も少し変わってきます。
だいたい3種類に分けられるので、詳しくご紹介していきますね!
1.ケース飾り
ケース飾りは、すでにケースの中に「兜」が入っていて飾り付けをする手間がかからないものです。
ケースで保護されているので
- 掃除が楽
- 出し入れ簡単
という手軽さが人気です。
また、コンパクトになっているものが多く出ているので、シーズンオフにしまっておく場所もそれほど場所をとらないのが魅力ですね!
よく出る価格帯は5万円前後です。
ネットなどでは、3万円くらいからあるようですよ。
どの武将のものにするのか考えるのも楽しいですね!^^
2.収納飾り
収納飾りとは「兜」を収納するケースがついていて、そのケースが「兜」を飾る台にもなっているものです。
ケース飾りよりは、飾るスペースとしまうスペースを必要とする大きさになります。
片付ける手間はかかりますが、収納できるケースつきなので
- 太刀(たち)や屏風(びょうぶ)などの小物類もすべて一緒にしまうことができるので便利
- 飾り台としてのケースも立派で見栄えする
- 「兜」もむきだしで飾るので迫力がある
といった良い点もあります。
金額は、ケース飾りより少し高めで、売れ筋は5~10万円くらいです。
これなんかは収納ケースも迫力満点ですね!
3.平台飾り
「兜」の中でも伝統的なのが平台飾りです。
シンプルですが、本格的な「兜」になっていて、日本を代表する甲冑師や人形作家が手掛けているものが多いです。
材料も良いものを使っているので格式が高いですし、細工なども美しくてずっと見ていられそうですね。
中には
- 飾る台に家紋をいれてくれたり
- 子どもがかぶれるほどの大きさの「兜」もあったり
と豪華なものもあるんですよ!
「兜」をかぶらせて写真を撮りたくなるかも(^^)
平台飾りは収納できるケースなどはついていないので、ひとまとめに入れておくことができません。
小物や平台を入ってきた箱に個別にしまうので小さい物などは紛失しないように気をつけたいですね。
箱がバラバラなのと平台が大きいので、しまっておく場所も広いスペースが必要です。
金額はケース飾りや収納飾りより高めで10~20万円くらいですが、お店によって値引があるところも!
交渉してみると、予算内で少しいいものが買えるかもしれませんね。
これは伝統的な製法が素晴らしいです。
重厚感や格式を感じます!
だいたいこんな感じで種類が分かれていますが、いろいろ見ると目移りしてしまいそうですね。
でも、やっぱり兄弟の数やしまう場所の確保などそれぞれの家の事情がありますので、「兜」を選ぶ時のポイントを押さえて上手に選びたいものです。
次ではそのポイントをご紹介しますね。
兜の上手な選び方のポイントとは?
「兜」の金額の相場と種類はわかりましたが、実際に買うことになったらどんなものがいいんでしょうか?
「金額が金額なだけに失敗はしたくない!」と思いますよね^^;
買う時に押さえておきたいポイントは
- 予算はいくらにするか
- どういう「兜」にするか
- どこで買うか
の3つ。
自分のうちにぴったりな「兜」を買うために、1つずつ紹介していきますね!
1.予算を決める
予算を決めるのは結構重要なんです。
ただお店に「兜」を見に行っても金額が下から上まで、置いてあるものも幅広くて迷ってしまいます。
相場を基準にして、あらかじめ予算を決めていくと選ぶ範囲も狭くなるので選びやすくなりますよ!
また、何ヶ所もお店を見に行くと、同じ予算で買える「兜」のグレードが少し違うこともあります。
同じ予算で買うのならグレードの高いものの方がお値打ちものですよね?
安い買い物ではないので、予算の範囲内でも良いものを見つけてくださいね!
2.「兜」の種類を決める
「兜」の種類は先ほどご紹介しました。
予算が決まったら、次はどんな「兜」にするのかを決めましょう。
考えるポイントは、
- 部屋の広さ
- どこに飾るか
- 収納場所の確保
この3つになります。
家の広さや、飾るとしたらどこか、シーズンオフにしまっておく場所はあるのかなどで、「兜」のサイズも変わってきます。
例えば大きな収納飾りを買ってしまったあとに「しまう場所がない!」となると困ります。
床の間がある家なら平台飾りもいいですが、戸建てではない場合はケース飾りの方がスッキリと飾れるかもしれません。
どの種類の「兜」でもいろいろな大きさのものがあるので、買いに行く前に、飾る予定のスペースとしまう場所のサイズを計っておくといいですね。
3.どこで買うか決める
予算と「兜」の種類がだいたい固まったら、最後にどこで買うのかを決めます。
- 人形専門店
- 百貨店
- 量販店
など、買えるお店はいろいろあります。
おすすめは買った後のメンテナンスなども考えるとやはり人形専門店です。
信頼のおける老舗などでは、「兜」や道具に不具合が出た時にも相談にのってくれるので、長い目でみればおすすめです。
手軽に買えるのは百貨店や量販店で、
- 現代風のものがある
- いろいろな種類を一度に見ることができる
- 特典がたくさんついていることがある
など、専門店とはまた違った雰囲気の「兜」が置いてあることもあるので、お好みのものを見つけやすいです。
まずは量販店などで気軽に見比べてみてから、人形専門店へ行ってみるのもいいですよ!
初節句の男の子、兜の相場のまとめ
いかがでしたか?
男の子の初節句に用意したい「兜」にはいろんな種類があります。
大きさなどにもよりますが金額の相場はだいたい
- 8~20万円
でした。
おじいちゃんおばあちゃんが買ってくれるという家もあるかと思います。
立派な物を買ってくれようとする場合もあるかもしれません。
でも、飾るスペースの問題などもありますので上手に希望を伝えるといいと思います。
選ぶポイントは、
- 予算
- 種類
- 買う場所
の3つで、金額の相場を頭に入れておきながら、予算や好みを考えてその家に合ったものを買うのが一番ですね。
金額の相場を参考に、ぜひ素敵な「兜」を選んであげてくださいね!
初節句の記事はこちらもどうぞ!