おたふく風邪、兄弟感染の確率は高い?うつってない方の登園登校は?
子どもの1人がおたふく風邪になったら、兄弟にも感染するんじゃないかと心配ですよね。
同じ家で生活をしていると、完全に接触を断つことができないので不安です(TT)
ほかの兄弟に感染しないようにする対策方法はあるのでしょうか?
また、発症していない方は学校や習い事などで外に出てもいいのか?ということも知っておきたいところです。
今回は、おたふく風邪が兄弟に感染しないか心配しているアナタのために、
- おたふく風邪、兄弟のどちらかがなったらもう1人も感染する?
- 発症していない兄弟も外出は制限すべき?
- おたふく風邪、1人目が軽かったら兄弟も軽い?
- 兄弟のどちらかが感染したら気をつけることは?
などについてお伝えします!
目次
おたふく風邪、兄弟のどちらかがなったらもう1人も感染する?
子どもがおたふく風邪にかかると、ほかの兄弟にも感染する可能性はとても高いです。
おたふく風邪は、
- 家族が感染経路になりやすい
- 潜伏期間でも感染力がある
ということから、兄弟への感染はどうにも防ぎづらいというところがあります。
おたふく風邪は
- 飛沫感染
- 接触感染
が主な感染経路で、同じ家で暮らしている以上、完全に避けることはできません。
同じおもちゃで遊んだり、くしゃみやおしゃべりをしたりすることによってウイルスは兄弟に触れてしまいます。
また、何より潜伏期間でも感染力があるということが厄介です。
何も症状がないうちから感染する可能性があるので、対策のしようがありません(TT)
おたふく風邪は「発症5日前くらいから発症後3日(ほっぺたが腫れ出したころ)」がとても感染力が高いです。
ほっぺたが腫れ出して「おたふく風邪かも!?」と疑いはじめたころには、時すでに遅しなのです…(涙)
そういうことなら、1人の子どものおたふく風邪が発覚した場合、周りへの感染拡大を防ぐためにも兄弟も「外出を控えたほうがいいのかな?」と思いますよね?
でも、感染しているかどうかもわからないのに外出制限するなんて、と悩んでしまいます。
次の章では、そんな悩みを解決したいと思います!
発症していない兄弟も外出は制限すべき?
おたふく風邪のお子さんがいても、発症していない兄弟は特に外出を控えることはありません。
かかっているかどうかもわからないのに「アナタも移ってるかもしれないから、しばらくは学校を休みなさい!」「兄弟が治るまで遊びにいっちゃダメ!」というのは現実的ではありませんよね…。
何より、憶測で「ダメ!」と言われ続ける兄弟がかわいそうです(TT)
学校や習い事、普段の遊びくらいは普通に外出させてあげましょうね。
そのときは、念のためにマスクをつけさせておくといいですよ。
万が一に感染していたときの感染拡大の予防になりますし、自分自身の感染予防にもなるので身を守ってくれますよ。
…とはいっても、あえてたくさん人がいる場所や集まりに参加させるのはよくありません。
家族がおたふく風邪にかかっているということは、少なからずとも周りでもおたふく風邪が流行っているということですし、わざわざ人混みに行くようなことはやめておきましょうね。
「普段通りの範囲の外出はOK」と思っておくといいですよ。
これで感染していたら、それはどうやっても防げなかったものなので仕方がありません。
外出を完全に制限することはありませんが、1人が感染していたら兄弟への感染はある程度覚悟しておくようにしましょうね。
しかし、1人目のおたふく風邪の症状が思ったより軽かったら「こんなもんなら、別に兄弟に移っても大丈夫でしょ!」と思ってしまうことがありそうですよね。
果たして2人目も1人目と同じような症状で済むのか…気になるところです。
次の章では、1人目の子どものおたふく風邪が軽かったら感染した兄弟も軽く済むのかということについてお伝えします。
おたふく風邪、1人目が軽かったら兄弟も軽い?
1人目のおたふく風邪が軽かったからと言って、ほかの兄弟がおたふく風邪に感染しても軽いとは言えません。
症状には個人差があるので、「症状が軽かったから、兄弟もそんな感じでしょ!」「この子の症状が重たいから、兄弟も同じなんだろうな…」と思うのは意味がないのです。
「症状は人によってバラバラ、この子はこの子」と思っておくようにしましょうね!
とはいえ、兄弟でも感染しないのに越したことはありません。
どうにかして防げるものならそうしたいですよね…
次の章では、兄弟間の感染を防ぎたいと考えるアナタのために、気をつけるべきことをお伝えしたいと思います。
兄弟のどちらかがおたふく風邪に感染したら気をつけることは?
兄弟のどちらかがおたふく風邪に感染したら、
- 兄弟2人ともマスクを着用
- 手洗いやうがいの徹底
- 栄養や睡眠をよくとる
などして、兄弟間の感染に気をつけるようにするといいですよ。
おたふく風邪は飛沫感染するので、感染している方もしていない方もマスクをして感染を予防してくださいね。
また、手洗いやうがいをしっかりすることによって接触感染の対策をすることができます。
消毒まですれば、よりグッドですよ(^^)
あとは、しっかりと栄養や睡眠をとって、体力や免疫力を上げてウイルスを寄せつけない体にしておきましょうね!
ちなみに、いちばん予防効果があるのは「予防接種」です。
ですが、おたふく風邪の予防接種は任意接種なのでしていない子もいますよね…
1人目のおたふく風邪が発覚してからあわてて予防接種をしても、ワクチンの効果があらわれるのに2週間ほどかかるのでほとんど意味がありません。
予防接種を受けていない子は、しっかりと感染対策をして移らないように気をつけましょうね。
おたふく風邪の予防接種についてはこちらの記事もどうぞ。
おたふく風邪の兄弟感染のまとめ
いかがだったでしょうか?
最後に、今回のおさえておきたいポイントをまとめておきますね(^^)
- 子どもがおたふく風邪にかかると、ほかの兄弟にも感染する可能性はとても高いです。
- おたふく風邪のお子さんがいても、発症していない兄弟は特に外出を控えることはありません。
「普段通りの範囲の外出はOK」と思っておくといいですよ。 - 1人目のおたふく風邪が軽かったからと言って、ほかの兄弟がおたふく風邪に感染しても軽いとは言えません。
- 兄弟のどちらかがおたふく風邪に感染したら、
・兄弟2人ともマスクを着用
・手洗いやうがいの徹底
・栄養や睡眠をよくとる
などして、兄弟間の感染に気をつけるようにするといいですよ。
おたふく風邪は合併症を起こすことがあるので、ちょっと注意が必要な病気です。
できるだけ1人だけで感染を食い止めて、早期終息できるようにしましょう!
おたふく風邪についてはこちらの記事もあわせて読んでみてくださいね。
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