紫外線アレルギーの症状を写真で確認!健康な人も注意が必要!?
2018/08/21
夏の時期に日焼けをすると、黒くなったり赤くなる方は多いと思います。
私もそんなに肌が強い方ではないので、日焼け対策をついうっかり忘れてしまうと、真っ赤になってしまうことがあります(汗)
しかし日焼けした場所に湿疹ができたり、まるで水ぶくれの様に肌がはれてしまった場合、もしかしたらそれは「紫外線アレルギー」かもしれません。(日光アレルギーと呼ばれることもあります)
実はこの紫外線アレルギー、いつ発症するかがはっきりしていないので、健康な人でも注意が必要なんです。
今回は、
- 紫外線アレルギーって何?
- どうして出来るの?
という疑問を解決するとともに、紫外線アレルギーとはどのような症状なのかという実際の写真も交えて徹底解説します!
(※文中に症状の写真もありますので、苦手な方はご注意下さい)
目次
紫外線アレルギーの写真
「百聞は一見に如かず」と言います。
まずは写真で紫外線アレルギーについて確認をしてみましょう。
(※以下に症状の写真がありますので、苦手な方はご注意下さい)
紫外線アレルギー、日光アレルギー
こちらのサイトは、実際に「紫外線アレルギーを発症した方」が紫外線アレルギーの体験談を書いているブログです。
当時の写真や体験談が詳しく書かれています。
足や首や腕にできた発疹の写真も掲載されています。
実際に使用した薬や、自身が使用している日焼け止めクリームのレビューなどあるので、ぜひ一度確認してみてください。
宇都宮医院の日記
徳島県にある皮膚・泌尿器科の病院のブログです。
こちらには紫外線・日光アレルギーをふくめ、他にもさまざまな皮膚病の画像や治療記事が書かれています。
紹介されている紫外線アレルギーの写真は、湿布をはったあとに発症したもののようです。
光過敏症
こちらの方も湿布の副作用により「光過敏症」の症状がでてしまったケースです。
何気なく貼った湿布の副作用で数年たっても症状がでてしまうようで、「知らなかったでは済まされない」ということを強く訴えています。
紫外線アレルギーってなに?
紫外線アレルギーは「日光アレルギー」とも言われ、「太陽の光」が原因で起こるアレルギー反応の事です。
普通の人が浴びても大丈夫な量の日光でも、紫外線アレルギーの方は
- 湿疹
- かゆみ
などのアレルギー反応を引き起こしてしまいます。
- アレルギー体質の方
- 屋外での仕事やスポーツが多い方
が発症しやすいみたいです。
そのほかにも、
- 薬の服用
で発症する方や
- レモンやオレンジなどに含まれる「ソラレン」と呼ばれる成分が原因
でアレルギー反応を引き起こす場合もあるそうです。
さらにやっかいなことに、いちど紫外線アレルギーを発症してしまうと「完治する事がない」と言われています。
花粉症をお持ちの方で例えると「その年の花粉の量で症状が重かったり軽かったりするが、毎年悩まされているので治ったわけではない」というのと同じような感じです。
ソラレンについては、紫外線対策の食べ物のところでも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
紫外線アレルギーの原因とメカニズム
紫外線アレルギーの原因である太陽光は、
- 可視光線
- 赤外線
- 紫外線
の3つから成り立ち、さらにその中の紫外線には
- UVB
- UVA
という2種類があります。
UVB
ほとんどは大気層で消えてしまうUVBですが、人体にとても有害な紫外線です。
日焼けしたあとが黒くなってしまうのは、このUVBが原因です。
このUVBは肌だけでなく、細胞やDNAにもダメージを与えてしまいます。
UVA
太陽からうける紫外線のほとんどはこのUVAと言われています。
物質を透過しやすい性質をもっていて、肌の奥深くまで届きます。
UVBのように急激な反応は少ないものの、着実に肌へのダメージを蓄積していきます。
主に肌の老化やサビの原因と言われるのがこのUVAです。
この二つの紫外線が、身体にアレルギー反応を引き起こしている原因といわれています。
しかし紫外線アレルギーについてはまだ研究段階であって、詳しいメカニズムはハッキリしていないというのが現状のようです。
紫外線アレルギーを引き起こす要因
紫外線アレルギーを引き起こす要因はいろいろあります。
外的要因
塗り薬や飲み薬の中にある「薬の成分」が紫外線と反応する場合があります。
- 抗生物質
- 解熱剤
- 鎮静剤
などでアレルギー反応が出やすいといわれています。
代表的な例が「湿布」です。
とある種類の湿布を貼って紫外線にあたると、その部分だけが赤くなったりかゆみが出たりすることがあるようです。
すぐに反応が出なくても、はがした後に紫外線をあびると症状がでる場合もあります。
また、女性の場合は肌を紫外線から守るための「日焼け止めクリーム」で紫外線アレルギーを引き起こしてしまう場合もあります。
このような「塗り薬」や「日焼け止め」で起こってしまう紫外線アレルギーを「光接触皮膚炎」と言います。
この「光接触皮膚炎」はかんきつ類に含まれる「ソラレン」によっても引き起こされてしまいます。
ソラレンは、レモンやオレンジに含まれていますが、その他にもエッセンシャルオイルで使われる「ベルガモット」などにも含まれています。
内的要因
主に体質や遺伝によって引き起こされる要因です。
家族に紫外線アレルギーを持っている方がいれば、自分も紫外線アレルギーになる可能性があります。
その他にも普段から日光にあまり当たらない方は要注意です。
詳しい原因はまだ分からないそうですが、日光を急激に浴びることによって「発疹」がでる場合があるそうです。
ただ、数としては「内的要因」よりも「外的要因」によって引き起こされる場合が多いようです。
紫外線アレルギーの主な症状
紫外線アレルギーの症状は「日光に当たった部分だけできる場合」と、「体全体にできる場合」があります。
主な症状はこちらです。
顔などの皮膚
- 赤み
- 湿疹
- 水ぶくれ
- 腫れ
- かゆみ
「部分的にでる場合」と「全身にでる場合」があります。
- 「鼻の上にはん点ができる」
- 「手指の関節の皮がむけて、そこにはん点がある」
場合は紫外線アレルギーの可能性があります。
目
- 充血
- 目の中の異物感
目がゴロゴロする、涙が止まらないなどの症状があります。
その他
- 頭痛
- 吐き気
- 発熱
皮膚や目への影響のほかにも、このような症状も報告されています。
これらの反応がある場合は、いちど病院へ行くことをおすすめします。
紫外線アレルギーの予防と対策
紫外線アレルギーの原因に合わせて紫外線対策をしていきましょう。
紫外線対策に絶対はないのですが、実践されている方法をいくつかご紹介します。
紫外線アレルギーの予防
湿布を貼った場所は、日差しにさらさないようにする。
はがしたあとも日光を当てないように心がけましょう。
すぐにアレルギー反応がでる人もいれば、半月たってから発症する人もいるので気をつけてください。
利尿剤は紫外線と反応して、紫外線アレルギーを引き起こす可能性があるといわれています。
他にも
- 筋弛緩剤
- 抗てんかん剤
- 抗ヒスタミン剤
なども紫外線アレルギーを引き起こす可能性があるといわれています。
「絶対ではない」そうですが、これらを服用した場合は紫外線には注意しましょう。
屋外でのスポーツやレジャーがお好きの方、あるいは仕事で屋外にいることが多い方は日焼け止めなどで紫外線対策をしておきましょう。
花粉症と一緒で、いつ紫外線アレルギーを発症するか分からないからです。
「備えあれば患いなし」です。
美容パックなどでレモンなどのかんきつ類が含まれているもの、あるいはレモンを直接肌に貼るパックを使用した時は注意が必要です。
かんきつ類に含まれる「ソラレン」が紫外線と反応して、紫外線アレルギーを発症する可能性があるからです。
「パックをして翌日太陽の下を歩いていたら、顔に水ぶくれが…」なんてことになるかもしれませんので、十分にご注意を…!
紫外線アレルギーの対策
- 普段から日焼け止めを塗り、肌をあまり日光にさらさないようにしましょう。
特に紫外線量が増えてくる5月頃から注意が必要です。 - 日焼け止めクリームは1度塗っただけでは、汗などで流れてしまいます。
定期的に日焼け止めクリームの塗り直しをしてください。
日焼け止めクリームについては、詳しくはこちらをご覧ください。
▶ 日焼け止めクリームの正しい塗り方を徹底解説!量や塗る順番は? - 女性は日傘、男性は帽子などで顔への紫外線をブロックしましょう。
日傘や帽子などの日焼け止めアイテムについての解説は、こちらをご覧ください。
▶ 髪への紫外線ダメージは深刻!対策方法はこうしよう! - 窓ガラスには「UV加工のカーテン」をつけたり「紫外線フィルム」をはりましょう。
室内にいても紫外線の影響を受けることがあります。
UVAはガラスを透過してしまいます。 - かぼちゃやほうれん草などに含まれる「βカロテン」が紫外線対策に有効といわれています。
- オリーブオイルは体の中に含まれる有毒な成分を、体の外にだすといわれています。
料理をする時やドレッシングにオリーブオイルを使うと良いでしょう。 - サプリメントでは「プラセンタ」がおすすめです。
プラセンタには抗アレルギー作用があると注目されています。
医療機関やクリニックなどでプラセンタ注射があるらしいのですが、身体が弱い方や免疫力が低下している方は逆に体調をくずすおそれがあるので気をつけてください。
紫外線アレルギーのまとめ
いつ発症するか分からない紫外線アレルギー。
日頃からできるだけ対策をしておくことが肝心ですね!
特に、
- アレルギー体質の方
- 屋外での仕事やスポーツが多い方
は十分に注意して対策をすることをおすすめします。
また、
- 湿布を使った場合
- かんきつ系の美容パックを使った場合
- 急に日光を大量に浴びる場合
もしっかりと気をつけてくださいね!
紫外線がもたらす症状は何もアレルギーだけではありません。
肌の老化やサビの原因、白内障や皮膚がんの原因にも紫外線が関わっているそうです。
日差しが強いこれからの季節、男性も女性も日光を浴びるときには、しっかり対策をしてください!
「紫外線」や「日焼け」についてはこちらにも記事がありますので、ぜひ参考にしてケアをしてくださいね!
▶ 紫外線対策に有効な服装は?色や素材でもダメージが変わる?