山芋と長芋の違い!とろろはどっち?意外と知らない2つの差!
2018/08/10
山芋と長芋、この2つの違いをご存じでしょうか?
2つともすりおろされた「とろろ」になると「何が違うんだろ?」と思いますよね(^^;
独身時代の私は、お恥ずかしいことに「地域によって呼び名が違うだけで、山芋も長芋も同じものでは?」と思っていました(汗)
当然コレは勘違いで、山芋と長芋にはハッキリとした違いがあったのです!
今回は、山芋と長芋の違いが気になるアナタのために、
- 山芋と長芋の違いってなに?
- 山芋と長芋、よく食べるとろろはどっち?
- 山芋と長芋、栄養や効能は?
などについてまとめました!
目次
山芋と長芋の違いってなに?

山芋と長芋はどちらもヤマノイモ科ヤマノイモ属の植物ですが、決定的な違いは、
- 山芋は「日本原産種」
- 長芋は「中国原産種」
だというところです。
日本原産の山芋は「やまのいも」とも呼ばれ、普通は山に自生している自然薯(じねんじょ)を指します。
天然の自然薯は一年で10cmほどしか成長せず、長い時間をかけて成長します。
その上、見つけるのがむずかしいので、とても価値の高い野菜なのです。
天然のものは滅多に手に入らないので、なんと長芋の5倍ほどの値がつくのです!
近年では効率のいい人工栽培がされていますが、それでも傷みやすく手間のかかるため、長芋の約3倍のお値段がする高嶺の花です。
自然薯をすり鉢ですったとろろは、つきたてのお餅のように強く粘り、とても風味がありおいしいです。
それに対し、長芋は春と秋の年2回収穫できて栽培期間が短いため、現在生産されているほとんどがこちらの長芋です。
価格は立派な長芋1本でだいたい500円前後くらいなので、とてもお手軽です。
長芋は水分が多いため、すりおろすとサラサラとしたとろろになります。
お好み焼きのつなぎとして生地に入れるとろろは、サラッとした長芋が適しています。
シャキシャキした食感が特徴なので、短冊に切って食べるのもおいしいですよね(^^)
ちなみに、長芋の仲間には
- 銀杏の葉の形をした銀杏芋(いちょういも)
- 丸っこくてゴツゴツした捏芋(つくねいも)
などもあります。
これらは総称して「大和芋(やまといも)」と呼ばれ、長芋より水分が少なく粘りが強いことから、山芋に加えられることがあります。
が、厳密には中国大陸から渡ってきたものなので、在来種の自然薯とは別の種類になります。
このように、似ているけど実はかなり違いがある山芋と長芋ですが、実際に私たちが普段食べているとろろはどっちの芋なのか気になりますよね。
次の章では、山芋と長芋、よく食べるとろろはどっちなのかということをお伝えします!
山芋と長芋、よく食べるとろろはどっち?

普段の食卓に並ぶとろろは、年間を通して流通している「長芋」がほとんどです。
業務用のスーパーに行くと「とろろそば」や「マグロの山かけ」用の袋詰めにされたとろろが販売されています。
その原材料を見ると
- 長芋のみ
- 長芋と大和芋のミックス
- 大和芋のみ
の3パターンがありました。
ここでまたまた大和芋が現れましたが、長芋と同じ種類として考えると外食先で出てくるとろろはほとんどが長芋だったのです。
山芋はそう簡単にお目にかかれないみたいですね…(^^;
もし、自然薯(=山芋)が手に入ったらとろろを作って食べてみたいですよね!
そのときは次の動画のようにとろろを作ってみてくださいね♪
- ガスコンロで自然薯のヒゲ根をあぶる
- 1が終わったら、水でキレイに洗い流す
- 自然薯をすり鉢に円を描くようにする(おろし金でもOK)
- すりながら、だし汁をちょっとずつ加えていく
これでおいしくて貴重な自然薯とろろのできあがりです!
だしを加えない自然薯のとろろはお餅にそっくりなので、海苔を巻いて磯辺揚げにしてもおいしいですよ(^^)
このように、「馴染みのある長芋」と「高嶺の花的な存在の山芋」ですが、栄養などにも差があるのか知っておきたいところですよね。
次の章では、山芋と長芋の栄養や効能についてまとめました。
山芋と長芋、栄養や効能は?

山芋と長芋の栄養価で大きく違うのは「カロリー」です。
- 山芋100gあたり121kcal
- 長芋100gあたり65kcal
なので、長芋の方が約半分のカロリーです。
水分量は
- 山芋が68.8g
- 長芋が82.6g
なので、水分量がカロリーに影響しているようです。
これ以外はそれほど大きな違いはないので、ダイエット中に食べるなら長芋をチョイスするとよさそうですね!
また、山芋や長芋には「カリウム」が豊富に含まれています。
このカリウムは体の塩分濃度を調整する働きがあるため、むくみを防ぐ効果があるのです。
そして、山芋や長芋には共通して「ムチン」という成分が含まれています。
ムチンは粘りに関係する成分で、実は色んな効能を持っているのです!
そんなムチンの効能で、代表的なものをいくつか挙げていきますね。
1)疲労回復
ムチンにはたんぱく質を分解する酵素が含まれており、たんぱく質の消化吸収を助ける働きがあります。
このため、たんぱく質をエネルギー源として効率良く利用できるため、疲労回復の効果が期待できるのです(^^)
疲れたときには「マグロの山かけ丼」がよさそうですね!
2)胃炎予防・整腸作用
ムチンには、胃腸の粘膜を保護する働きがあります。
ストレスなどが原因で胃液の分泌がうまくいかなくなると、胃酸からのダメージを受けやすくなります。
が、ムチンをとることで胃の粘膜を正常に保ち、胃のトラブルの防止に役立ちます。
3)免疫力アップ
腸管の粘膜には、免疫細胞であるリンパ球が多く存在していて、体の免疫機能と深い関わりがあります。
ムチンが粘膜に存在することによって、免疫力を高めることができると考えられています。
4)血糖値の上昇をおさえる
ムチンは、体内で糖質を包みこんでくれるため、糖の吸収を遅らせます。
これによって、血糖値の急激な上昇をおさえてくれるので、ダイエット中は心強い味方になってくれますよ(^^)
このように、ムチンは体にいいことばかりなのですが「熱に弱い」という弱点があります。
ムチンが力を発揮するためには「生で食べる」ということが大切ですね!
山芋と長芋の違いまとめ
いかがだったでしょうか?
最後に、今回のおさえておきたいポイントをまとめておきますね(^^)
- 山芋と長芋の大きな違いは、
・山芋は「日本原産種」
・長芋は「中国原産種」 - 天然の山芋(自然薯)は長芋の約5倍、人工栽培のものでも長芋の約3倍のお値段です。
- 普段の食卓に並ぶとろろは、年間を通して流通している「長芋」がほとんどです。
- 山芋と長芋の栄養価で大きく違うのは「カロリー」で、
・山芋は100gあたり121kcal
・長芋は100gあたり65kcal
で、長芋の方が約半分です。 - 山芋や長芋には共通して「ムチン」という成分が含まれています。
お値段や味などに違いがある山芋と長芋。
それぞれの特徴を知っておくと、お料理のときに上手に使い分けられるので便利ですね(^^)
お芋に関しては、こちらの記事もどうぞ。