クーラーボックスの保冷力を維持できる時間は?強化する方法も!
2018/07/24
キャンプやアウトドアのレジャーに欠かせないのがクーラーボックス。
強い日差しの中で遊んだあとに、冷たい飲み物を飲むと気持ちいいですよね!
クーラーボックスは飲み物や食材を冷やしておくためになくてはならないものですが、どのくらいの時間「保冷力」がもつのでしょうか?
「日帰りのBBQぐらいなら問題なさそうだけど、連泊のキャンプなら?」
など、クーラーボックスの能力がわからないと、食材をダメにしてしまいかねません!
そこで今回は、クーラーボックスの「保冷力」についてご紹介していきます。
実は、使い方次第でクーラーボックスの「保冷力」は強化できるんです!
そのテクニックを教えますね。
クーラーボックスをなるべく長い時間冷たいままキープしておきたいと思っている方、必見です!
目次
クーラーボックスの「保冷力」、どのくらい維持できる?
クーラーボックスって買う時にどのくらい「保冷力」があるかをみて買うものだということを恥ずかしながら最近知った次第です^^;
なので、昔買ったうちのクーラーボックスはどのくらい「保冷力」をキープできるものかわからないんですよね…
実はクーラーボックスには、説明書などに「保冷日数」というものが表記されています。
クーラーボックスの「保冷力」を知るための目安となる「保冷日数」とは、
- 20℃前後の室内で、クーラーボックス内に入れた氷が溶けきっていないまま残っている状態がどのくらい続いたか
という時間のことです。
メーカーやブランドによってその定義は少し違ってきますが、大体がこういう基準です。
クーラーボックスの説明書に2日とか5日などと表記されています。
でも、実際の使用状況ではその通りに「保冷力」を維持できないんです!
メーカーなどが実験している環境では、何度も開け閉めしたりしません。
でも、実際キャンプなどに持っていって使う場合、クーラーボックスは中の物を取り出すのに開けたり閉めたりしますよね?
クーラーボックスを置いて使う環境も違いますし、開け閉めすることでボックス内の温度が上がってしまうのです。
実際の使用だと表記されている日数の50~60%くらいだと覚えておくといいです。
5日とあれば、2~3日間の「保冷力」ということですね。
これを、表記通りとはいかないまでも何とか冷たさを長い時間キープして使うことができるといいと思いませんか?
次でその方法をご紹介します!
クーラーボックスの「保冷力」を強化するには?
では、表記の半分程度と考えられるクーラーボックスの「保冷力」を強化することはできるのでしょうか。
「保冷力」をあげることができれば、少しでも長い時間冷たさをキープできますよね!
簡単な方法としては、
- 氷を入れる
- 保冷剤をいれる
の2パターンです。
1.氷をいれる
氷をいれる場合は、ロックアイスより板状の氷が長持ちします。
くだけている氷より、大きなかたまりの方が溶けにくいです。
また、板状だとサイズを合わせやすいのでいいですね。
2.保冷剤をいれる
ビニールパックの保冷剤などもありますが、より「保冷力」をアップさせたければアウトドアブランドから出ている保冷剤がとっても優秀です。
サイズもいろいろあるので、持っているクーラーボックスに合わせられますね。
個人的には氷でぬれた飲みものを毎回ふくのがめんどうなので、保冷剤の方が手間がかからず便利だと思います。
実際に使っていますが、使う2日ほど前から凍らせておいてクーラーボックスに入れると、入れない時に比べて冷たさがぜんぜん違いますよ!
クーラーボックスのタイプと「保冷力」の関係は?
アウトドアで大活躍のクーラーボックスですが、材質にはいろいろなタイプがあります。
どういう使い方をするかで、クーラーボックスのタイプを決めるといいですよ!
1.ハードクーラーボックス
一般的にクーラーボックスと言えば、このハードタイプ。
その名の通り、ハード(硬い)な素材で出来ています。
断熱材が入っているので、「保冷力」が高いです。
でもその断熱材にも種類があって、それぞれ「保冷力」が違います。
1.発泡スチロール
ホームセンターなどで売っている、比較的安価なクーラーボックスに使われています。
「保冷力」は他の断熱材に比べると、さほど高くありません。
2.発泡ウレタン
一般的なクーラーボックスに使われています。
厚くなるほど断熱効果が高くなるので、「保冷力」も増します。
その厚みに比例してお値段も上がっていきます。
3.真空断熱パネル
真空断熱パネルはほとんど熱を通さないので、「保冷力」がいちばん高いです。
断熱材をつめていないので軽く、その性能の高さにあわせて値段も高価です。
釣りに使う場合がほとんどですが、普通のBBQやキャンプにも使えないわけではないです。
ただ、ちょっと機能が多すぎるかもしれないので、自分の使い方を考えて選ぶといいですね。
クーラーボックスに入れるものが増えると、「保冷力」も高くないと冷たさを保てません。
飲み物や食材が20L以上になる場合は、ハードタイプがおすすめですよ。
いわゆるアウトドア用であれば、発泡ウレタンのものが多く売られていると思います。
2.ソフトクーラーボックス
ソフトタイプのいいところは、使い終わったらコンパクトにたためることです。
普段の買い物や、ピクニックの飲み物用など、長い時間使うのでなければソフトクーラーボックスが便利です。
持ち運びにも便利なので、サブのクーラーボックスとして考えてもいいですね!
「保冷力」はハードタイプに比べると落ちますが、ピクニックやドライブなどに使うのであれば充分だと思います。
ハードタイプとソフトタイプ、どちらを使うかはその使い方によります。
入れる物が多い場合は、ソフトタイプだと型崩れして運びにくいですし、ハードタイプでもサイズが小さいものだとたくさん入りませんよね?
できれば、両方組み合わせて使うのがいいのではないかと個人的には思います。
- たくさん入れるための大きめハードクーラーボックス(20L以上が目安)
- コンパクトなソフトクーラーボックス
どちらも持っていると、その時の状況によって便利に使えると思いますよ!
クーラーボックスの「保冷力」を長持ちさせるコツは?
保冷剤を使ってクーラーボックスの「保冷力」を強化したら、それを長持ちさせたいですよね。
冷たさを長い時間キープするために覚えておきたい工夫をご紹介します。
1.使う前日から冷やす
クーラーボックスに保冷剤や氷をいれて、使う前の日から冷やしておくと「保冷力」が全然違います。
使う直前に保冷剤をいれてももちろん「保冷力」はありますが、冷やしておくことでさらに強化できるのです。
保冷材も前日用と当日用を持っていればカンペキですね!
2.置く場所に気をつける
いくら「保冷力」を強化しても、暑いところに置けばその効果は薄れてしまいます。
- 直射日光があたらない日陰に置く
- 地面に直接置かない
- BBQコンロなど、熱の出るものの近くに置かない
といったことに気をつけると、「保冷力」が長持ちしますよ!
3.食材や飲み物を冷やしておく
当日クーラーボックスに入れて冷やすのではなく、あらかじめ食材や飲み物を冷やしたり凍らせたりしておくと、保冷剤のかわりにもなります。
また、最初から冷えていることで食材そのものが傷むのを避けることができます。
すきまなく詰めるとより効果的です。
4.保冷材は縦に入れるか、上に入れる
クーラーボックス全体を冷やすためには、保冷剤を縦に入れるか上側に入れます。
冷気は上から下に流れるので、「保冷力」を長く安定した時間保つための工夫です。
大きめの保冷材は立てていれて、小さ目の保冷剤を食材などの上に入れると、ふたを開け閉めしても温度が上がらないのでいいですね。
5.二重にする
ハードクーラーボックスの中にひと回り小さなソフトクーラーボックスをいれたり、食材をアルミのシートで包んだりと、冷気を逃さないために二重にすると長持ちします。
ふたを開け閉めするときにも冷気ができるだけもれないように、アルミレジャーマットなどを内ぶたがわりにするのもいいですね。
6.ふたの開け閉めを少なくする
必要以上にふたを開けないことが、「保冷力」を保つポイントです。
とはいっても、開けないわけにはいかないので、入れるものによってクーラーボックスを分けるとなおいいですね。
飲み物専用と、食材専用などにわけておくと効率よく冷やしておくことができます!
7.改造する
これは最終手段です(笑)
ただ意外と簡単にはできるので、気になる方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
クーラーボックスの改造の仕方については、
▶ クーラーボックスの保冷力を改造でアップ!アルミ1枚で強化できる!
で詳しく解説していますので、参考にしてみてくださいね!
クーラーボックスの「保冷力」まとめ
いかがでしたでしょうか?
クーラーボックスの「保冷力」についてまとめてみました。
長い時間「保冷力」を保つための工夫がいろいろありましたね。
クーラーボックスは「保冷力」が高ければ高いほど値段も高くなりますが、一般的なものでも「保冷力」を強化することはできます。
- 保冷剤を使う
- 置く場所に気をつける
- 二重構造にする
- 入れるものによって使い分ける
など、工夫次第で冷たさを長い時間保つことができます。
うちでは、できるだけ食材などをすきまなくつめこんで、それでもすきまができるようなら、小さいジェル状の保冷剤をつめてますよ^^
クーラーボックスにおいしい食材と飲みものをつめこんで、アウトドアレジャーを思う存分楽しみたいですね!
外に行くときはレジャーシートも必須ですよね!
それについてはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
▶ レジャーシートの一人用は100均で十分!種類も使い方もいろいろ!
そのアウトドアレジャーやキャンプについては、こちらの記事で解説していますので、あわせて読んでみてくださいね!