菜種梅雨の時期はいつをさす?意味や期間についても解説!
「梅雨」と言えば6月あたりのジメジメした時期を思い出しますよね。
でも実はそれ以外にも「梅雨」があるのを知ってますか?
日本は四季があって、季節や天気についてもいろいろな呼び名があります。
雨についてもいろいろな呼び名があって、その一つが「菜種梅雨(なたねづゆ)」。
テレビなどでたまに聞くような気もしますが、
- どの時期なんだろう
- どんな意味なの?
と気になりますよね。
あまり日常生活で言うこともないですしね。
そこで今回は、いかにも日本らしい風流なこの「菜種梅雨」について、時期や意味などについてご案内していきます!
菜種梅雨の時期って、いつ?

「菜種梅雨(なたねづゆ)」という言葉は、テレビのニュースや天気予報などで一度は耳にしていると思います。
でも、「菜種梅雨」っていつ頃?と聞かれても、きちんとは答えられないのが正直なところ…^^;
「梅雨というくらいだから、6月頃のあのジメジメした季節でしょ?」
と思っている人も多いのではないでしょうか。
「菜種梅雨」とは3月下旬から4月上旬にかけての季節の変わり目に降る雨のことです。
6月の梅雨は1ヶ月半くらいも続きますから、それよりは期間が短いですね。
この時期、冬のあいだ本州付近にとどまっていた高気圧が弱まり、北に移動したり日本列島を通過したりします。
そうすると、関東付近や太平洋沿岸部に冷たく湿った北東風がふいて前線が停滞し、天気がすっきりとしない状態が続きます。
なんだか難しいですね…(-_-;)
つまり、3月に入ってやっと暖かくなってきたなと思ったら、下旬からどんよりとした天気が続いて、しとしと雨が降る日が続くことが多くなる時期、それが「菜種梅雨」なのです。
天気のことは少しむずかしいですが、前線の停滞している位置の関係で、「菜種梅雨」は北日本ではみられず、
- 関東より西
- 東日本の太平洋側
でみられるものなのです。
また、「菜種梅雨」がない年もあります。
そんな「菜種梅雨」の特徴は、
- まとまった雨がふる
- 豪雨になることはあまりない
- すっきりしない天気がしばらく続くことが多い
という感じです。
テレビなどではよく「菜の花が咲くころに降る雨」という前置きがあって「菜種梅雨」を紹介しますが、この時期が終わると、やっと本格的な春がやってくると言われているんですよ。
菜種梅雨の意味とは?

「菜種梅雨」という言葉の意味は、言葉そのものを分解することでわかりやすくなります。
漢字の意味からも、なんとなく想像がつきますよね。
1.菜種
菜種とは「菜の花」のことです。
菜の花はアブラナ科の植物の花すべてを指しますが、その中の「アブラナ」という品種からとれた油を「菜種油」といって、よく聞くと思います。
一般的に見かける菜の花とはこの「アブラナ」のことが多く、黄色い花を咲かせます。
2.梅雨
梅が実るころの雨ということで、6月頃の雨を思い出しますが、「菜種梅雨」では雨が多いという意味をもっています。
つまり「菜種梅雨」とは、菜の花が咲く頃に降る長雨を意味しているんですね。
この時期の雨には「菜種梅雨」の他にも呼び名があって、
- 春の長雨
- 春霖(しゅんりん)
- 催花雨(さいかう)
などとも呼ばれます。
「春霖」の「霖」という字は長雨そのもののことです。
ですから「春の長雨」の別名と言ってもいいですね。
「催花雨」は「花をもよおす雨」ということで、花が咲く時期に花を咲かせる雨というふうに考えられています。
「催」の字が菜の花の「菜」に変わっていって
- 「菜花雨」→「菜種梅雨」
という言葉になっていったという説もあります。
この時期の雨は、菜の花だけでなく桜などの春の花々を咲かせるための恵みの雨なんですね!
そう考えると、テンションが下がる雨の日でも少し優しい気持ちになれますね^^
日本には梅雨が4つあるんです!
いわゆる「梅雨」は6月から7月にかけて、梅の実が実るころの長雨です。
そして「菜種梅雨」は3月下旬から4月上旬かけて。
でもその他にも季節ごとの梅雨があるんですよ!
- すすき梅雨
8月下旬から10月上旬 - 山茶花梅雨(さざんかづゆ)
11月下旬から12月上旬
それぞれ、すすきが成長するころ、山茶花が咲くころにふる長雨で、「山茶花梅雨」はない年もあります。
どれも季節の変わり目にふる雨のことですが、どんよりした気持ちになる雨にもこうやって別名をつけることで、気分をかえて過ごそうという日本人の知恵なのかもしれませんね。
「菜種梅雨」の使い方は?

「菜種梅雨」という言葉は、昔から4月の季語として使われています。
季語というのは、俳句や挨拶文などに使われる季節の言葉のことですね。
でも季語は、よっぽど俳句をたしなんでいる人でなければなかなか使うことはありませんよね。
「菜種梅雨」を普段私たちが目にするのは、手紙のはじめに書かれる挨拶文などです。
例としては、
- 菜種梅雨のぐずついた日が続きますが~
- 菜種梅雨をむかえ、このところ雨が続きますね
- 菜種梅雨もすぎ、やっと暖かくなってまいりました
などと使うことができます。
なかなか普段聞くことがないので、手紙などでさらりと使われていると風流な人だと思われるのではないでしょうか。
注意しなければならないのは、前の章でもご紹介した通り、「菜種梅雨」がみられない地域もあるということです。
地域によって季節にもずれがありますし、「菜種梅雨」がない年があることも…
手紙などで季語として使う場合は相手の住む地域のことも考えておかないと、もらった方に違和感を与えることがあるかもしれませんね!
菜種梅雨の時期のまとめ
いかがでしたでしょうか?
「菜種梅雨」とは本格的な春がくる前の3月下旬から4月上旬にかけてふる長雨のことでした。
雨は多くの人にとって憂鬱なものです。
特に長く雨が続くと気分もめいってきますよね。
でも「菜種梅雨」は時期的にこの先に春が待っている感じがあるので、ポジティブな気持ちになれる雨かもしれません。
名前も風流だから、なごみますよね^^
- 菜の花が咲くころの雨
- 花をもよおす雨
なんて、日本人は本当に雰囲気のいい言葉におきかえるのが得意ですね。
「菜種梅雨」という言葉の意味や時期を知って、季節の移り変わりを言葉でも楽しみたいものです!
菜種梅雨の時期に咲くものと言えば「桜」ですよね!
桜や花見に関する記事はこちらにあるので、あわせて読んでみてくださいね。
▶ お花見デートで彼に喜ばれる手作りお弁当!人気のおかずや詰め方!
菜種梅雨が明けたら、夏野菜の家庭菜園の時期になりますね!