防災グッズのリスト一覧!最低限必要なもの、持っていれば便利なもの
2018/09/11
地震や台風などの災害に備えて、防災グッズは日ごろからしっかり用意しておきたいですよね。
「熊本地震」が記憶に新しいところですが、自然災害はいつどこで起こるかわかりません。
でも、いざ防災グッズを用意しようと思っても、そもそも何をそろえればいいのかすぐには思いつきづらいもの…。
そこで今回は「最低限必要な防災グッズ」をリストにまとめていました!
備えあれば憂いなしです。
いざという時のために、きっちり対策しておきましょう!
目次
防災グッズ、最低限必ず必要なものリスト
震災や災害は最低3日分の備えがあれば、救援物資が届くまで持ちこたえられると言われていました。
でも、東日本大震災の時はそれでは足りず、その後その基準は見直され今では「最低でも1週間以上の備蓄が必要」となっています。
また、防災グッズを用意するにしても
- 備蓄の仕方
- 置き場所
をよく考えなければなりません。
いざというときに取り出せなかったり、湿気でカビていて使えなかった…なんてことになったら大変です。
保管方法としては、2か所に分けて置いておくといいです。
その理由は、
- 身の安全を確保するためにとりあえず避難するときの持ちもの(1次持ち出し)
- 落ちついたあとの避難生活で必要なもの(2次持ち出し)
が微妙に違うからです。
1次持ち出しリスト:避難時にすぐ持ち出せる携帯用防災グッズ
1次持ち出しリストは避難することが目的なので、リュックサックなど両手のあくものに入れておきましょう。
置き場所はいつでも取り出せるように玄関付近がおすすめです。
防災グッズ |
備考 |
水 |
1人1~2リットルぐらい |
携帯非常食 |
缶詰・あめ・ビスケットなど簡単に食べられるもの |
懐中電灯 |
小さいものでもOK |
携帯ラジオ |
コンパクトで、できれば手動充電できるもの |
救急用品 |
応急処置に使用するバンドエイドやガーゼ、常備薬 |
ライター |
マッチよりライターの方が使い勝手がいいです |
軍手 |
ガレキや木材の撤去などでケガをしないために |
筆記用具 |
油性マジックとガムテープがあれば自分の情報を残せます |
ボリ袋 |
雨よけ・防寒・簡易トイレがわりに使えます |
携帯トイレ |
断水するので、あればとても便利です |
タオル |
拭くだけでなく、包帯やその他いろいろな用途に使えます |
トイレットペーパー |
水に流せるティッシュでもOKです |
衛生用品 |
生理用品やオムツ、ウェットティッシュなど |
お金 |
小銭必要な場面が多いです |
身分証明 |
コピーを入れておきます |
2次持ち出しリスト:避難所の生活や自宅待機で必要な防災グッズ
避難後、一時的に自宅へ帰れた時や、救援物資が届くまで自宅にいる時などに必要になってきます。
急いで持ち出すものではないので、スーツケースやキャリーバッグに入れておくといいです。
置き場所は、自宅が倒壊した時でも取り出しやすい場所がベストなので、可能であれば自宅の外がいいです。
倉庫や物置がない場合でも、裏口付近や車の中など、家族で話し合って決めておくことが大切です。
防災グッズ |
備考 |
水 |
1人1日3リットル必要と言われています |
非常食 |
保存のきくものを1週間分 |
貴重品 |
現金など |
衣服 |
下着や防寒着も含みます |
調理器具 |
ガスコンロやナイフ、缶切りなど |
ブランケット |
夏でも朝晩冷え込むことがあるので、あった方がいいです |
カトラリー |
スプーン、箸、食器など |
以上が最低限のものになります。
それでもまだスペースに余裕があるようでしたら、以下に紹介するグッズも入れておけば便利ですよ!
防災グッズ、これを持っていると便利!
食品用ラップ、アルミホイル
ラップは怪我ややけどをした時の包帯がわりに使えます。
また、食器にまいて使い、食事が終わったら取り外して捨てられるので、洗わずに済み水を節約できます。
アルミホイルは簡単な皿などを作ることができます。
ラップの活用法はこちらです。
ふろしき
物をつつむだけでなく、いろいろなことに使えます。
赤ちゃんがいれば授乳ケープがわりになりますし、フェイスタオルをつつんで被れば簡易防災頭巾になります。
用意する物としての優先順位は高くありませんが、さほどかさばらないので1枚忍ばせておけば便利です。
逆にこれは必要ないという防災グッズは?
防災グッズを用意し始めると、あれも必要これも必要と考えて、ものが多くなりがちです。
あれば便利だけどあえて必要なものではないグッズを見極めましょう。
割りばし、紙コップなどの使い捨て食器
特に1次持ち出しで持ち歩きたくなりますが、なくても何とかなります。
再利用が難しいということもあります。
むしろ非常食を選ぶ際に、なるべく食器を使わずそのまま食べられるものを選びましょう。
歯ブラシ、シャンプー、化粧品など
歯磨きや洗顔はしないと気持ち悪いですよね。
しかし災害時は水不足におちいる可能性が高いです。
身だしなみを整えるような余裕はないといってもいいでしょう。
どうしてもという場合は、ふき取りシートのような水を使わないでできるものを選びます。
または、水のいらないシャンプーがありますのでそれを使うのがいいと思います。
防災グッズを用意する上で注意点は?
防災グッズを用意するにあたって、注意することをいくつかあげておきます。
1)地域によって必要なものを知る、そろえる
住んでいる地域の地形や気候、災害の種類やおきる可能性の高い災害について把握しておきましょう。
例えば、寒冷地なら防寒着など、その土地によって対応できる防災グッズが変わってきますね。
2)定期的な点検・メンテナンス
特に食品や飲用水には、消費期限があります。
また、
- ラジオや懐中電灯はきちんとつくか
- 身分証明書の更新がないか
- 服薬の変更がないか
などは長期間経つと忘れてしまいがちです。
毎年9月1日が「防災の日」に定められていますので、その日に点検するように習慣づけるといいかもしれませんね!
3)電池や燃料をできるだけ統一する
ヘッドライトや懐中電灯、ランタンやコンロなど、使用する燃料や電池の種類がバラバラでは、持ち物の量も種類も増えます。
できる限り統一しておくとより安心です。
4)家族一人ひとりの分で用意をしておく
最低限とは言っても、避難する際に荷物が多くては大変です。
持ち出しやすくする意味でも、自分の持ち物は自分で持ち出せるように、1人分ずつに分けて用意しましょう。
防災グッズ、最低限必要なものリストのまとめ
いかがだったでしょうか?
防災グッズの最低限必要なものについてお伝えしました。
最後に今回の内容のまとめです。
- 防災グッズは、「短期の避難用(1次)」と「長期の避難生活用(2次)」の2つに分けて、2か所に保管しておくといいです。
- 1次持ち出し用は、携帯性・機動性にすぐれるリュックにいれておいて、すぐに取り出せる玄関付近に置いておくのがおすすめです。
- 2次持ち出し用は、自宅が倒壊したときでも取り出しやすいように可能であれば外に置いておくのがおすすめです。
- 食品用ラップ、アルミホイルは包帯や食器の代わりにつかえるので重宝します。
皿にラップをまいて使えば節水にもなります。 - ふろしきは1つあると多用途に使えるので便利です。
- 割りばし、コップなどの使い捨て食器は再利用できないのでできれば避けます。
身だしなみを整えるものも、直後は必要ありません。 - 防災グッズを用意するときに注意するのはこの4つです。
1)地域によって必要なものを知る、そろえる
2)定期的な点検・メンテナンス
3)電池や燃料をできるだけ統一する
4)家族一人ひとりの分で用意をしておく
もしもの時、自分自身や家族を守るためにも備えは大切です。
最低限の防災グッズで、最大限の安全確保をしてくださいね!
防災グッズについてはこちらも参考にどうぞ!