RSウイルスに新生児が感染した時の症状!重症化することもある?
新生児の我が子がRSウイルスに感染してしまったら、どんな症状が出るのかとても不安ですよね(TT)
RSウイルスは「ほとんどの人がかかる病気」なのですが、産まれて間もない新生児なだけに重症化してしまわないか心配なところです。
「入院になることもあるのかな…」と思うと、気が気でないですよね…
今回は、新生児の我が子がRSウイルスに感染して不安なアナタのために
- 新生児のRSウイルスの症状
- 重症化&入院になることも
- 喘息に注意
- RSウイルスを悪化させないためのケア
についてお伝えしますね。
目次
RSウイルスの症状は風邪に似ている!新生児特有の症状も
新生児がRSウイルスに感染すると、
- 38度以上の発熱
- 機嫌が悪くなる
- 咳
- 鼻水
そして新生児特有の症状で
- 母乳やミルクの飲みが悪くなる
などがあります。
新生児は基本的に体温が高いのですが、RSウイルスに感染すると「いつもより高体温(もしくは、明らかに高熱)」になります。
普段から検温しておくと、違いに気づけるようになりますよ。
赤ちゃんは、発熱していると体調が悪くなり、機嫌もとても悪くなります。
新生児の赤ちゃんは自分の言葉で体調が悪いことを伝えられないので、母親がしっかり注意してあげてくださいね。
咳や鼻水のせいでおっぱいをうまく飲むことができないこともあります。
ただでさえまだおっぱいを飲むのが上手じゃない子が多いのに、そうなってしまうとかわいそうですよね(TT)
このように、ツラいことばかりのRSウイルス…
発症したら、できるだけ早めに病院へ連れていってあげたいものです(TT)
「どの症状からはじまる」ということがわかっていたら、より早く気づくことができますよね。
次の章では、新生児のRSウイルスの発症時期や初期症状についてお伝えします!
新生児のRSウイルスは感染後3日から5日で発症!鼻水からスタート
新生児がRSウイルスに感染すると、およそ3日から5日ほどで発症します。
最初にあらわれる症状は「鼻水」であることが多いです。
「なんか鼻がグズグズいってるな」「鼻が詰まってて機嫌が悪いな…」と思っているうちに、咳や熱が出てきます。
最初は「風邪だ」と思っていても、みるみるうちに症状が出てくるRSウイルス。
大人やある程度大きくなった幼児や児童であれば、対症療法をとりながら自宅で安静にすることになりますが、新生児の場合は一概にそうするとは言えないのです。
新生児は体がまだ丈夫ではないので注意しなければいけません。
場合によっては入院することにも…(汗)
次の章では、新生児のRSウイルスの重症化などについてお伝えします。
新生児のRSウイルスは重症化しやすい!入院になることも
乳児、特に新生児はRSウイルスに感染すると重症化するリスクが高く、
- 呼吸が苦しそう
- 充分な授乳ができていない
- 医師が必要だと判断したとき
などは、即入院になることが多いのです…
状態にもよりますが、「5日程度」で退院できる子もいたら「10日から2週間ほど」入院が必要な子もいます。
RSウイルスが重症化すると
- 肺炎
- 細気管支炎
- 呼吸困難や無呼吸発作
などを発症してしまうことがあります。
新生児の赤ちゃんは、肺や気管支などが未熟なのでどうしても重症化しやすいのです。
RSウイルスにかかった新生児の2割前後の子がこれらを発症してしまいます。
最悪の場合は無呼吸発作を起こして命に関わることも…
咳の様子など赤ちゃんの状態をよく見て、「おかしいな」と感じたらすぐに病院を受診してくださいね。
ちなみに、肺炎はもちろんですが、もし細気管支炎になった場合は注意が必要です。
細気管支炎をきっかけにツラい「喘息」を引き起こすことがあるからです…!
次の章では「RSウイルスで細気管支炎になると喘息を発症しやすくなる」ことについてお伝えしますね。
RSウイルスで細気管支炎になると喘息を発症しやすくなることも
RSウイルスによって細気管支炎を発症した場合、喘息になる可能性が高くなります。
細気管支炎になると、
- ゼイゼイ
- ヒューヒュー
というような苦しそうな「喘鳴(ぜんめい)」が起こります。
細気管支炎になったからといって必ずしも喘息になるわけではありませんが、なっていない子にくらべるとリスクは高くなります。
RSウイルスでもしんどい思いをしているのに、さらには喘息にまでなってしまうなんてツラすぎますよね(TT)
喘息にまで発展させないためには、RSウイルスを重症化させないことが大事です。
次の章では、RSウイルスを悪化させないためにはどうするかについてをお伝えします。
RSウイルスを悪化させないためには鼻のケアを!
RSウイルスを悪化させないためには、
- 鼻水をこまめに吸引する
- 部屋を加湿する
などするといいですよ。
RSウイルスには特効薬がなく、基本的には対症療法をとりながら回復を待ちます。
鼻がつまったり、咳が激しくなったりすると重症化しやすくなるので、ケアをしっかりとしてあげてくださいね。
また、新生児の赤ちゃんがRSウイルスの危機にさらされないためには「家族がRSウイルスの感染に気をつける」ようにしてください。
まだ外に出ることがない新生児の赤ちゃんがRSウイルスに感染する大きな原因は「パパやママ、兄姉からの感染」です。
大人の場合はRSウイルスに感染しても軽く済むことがあるので油断してしまうかもしれません。
しかし、新生児にとってはコワい病気なので気をつけてあげてくださいね…!
新生児のRSウイルスのまとめ
いかがだったでしょうか?
新生児のRSウイルスについてお伝えしました。
最後に、今回のポイントをまとめておきます(^^)
- 新生児がRSウイルスに感染すると、これらの症状がでます。
・38度以上の発熱
・機嫌が悪くなる
・咳
・鼻水
・母乳やミルクの飲みが悪くなる - 新生児がRSウイルスに感染すると、およそ3日から5日ほどで発症します。
- 最初にあらわれる症状は「鼻水」であることが多いです。
- 新生児は、RSウイルスに感染すると重症化するリスクが高く、
・呼吸が苦しそう
・充分な授乳ができていない
・医師が必要だと感じたとき
などは、即入院になることが多いのです。 - RSウイルスによって細気管支炎を発症した場合、喘息になる可能性が高くなります。
- RSウイルスを悪化させないためには、これらのケアをするといいです。
・鼻水をこまめに吸引する
・部屋を加湿する
産まれて間もない新生児が苦しそうにしているのは見ていてツラいですよね(TT)
新生児は重症化しやすいので、よく様子を見ていてあげてください。